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25話 ハッキング

 〝ダメです〟


 〝L、E、I、F全てハッキングされました!どうします白水所長⁈〟

 

 カプセルの中から50歳になる白水がでる。


 〝なるようになるさ‥〟


 

 2036年


 陳、スティーブ、地紋はテーブルを囲む。

 「俺たちは、何処にいるんだ?」地紋が紹興酒を口にする。

 陳は、「私の実家の中華食堂である」とエビチリに手を伸ばす。

 「何かおかしく無いか?」とスティーブはタバコに火をつける。

 「確かに、この紹興酒も、一向に減らない」

地紋は、いつも酒が空になる寂しさを味合わない事に違和感を感じていた。

 スティーブ・レンが窓を開ける。

 外には、太陽が降り注ぐ中、大勢の観光客が中華街を賑わせている。

 「別に普通あるよ、皆んな食べないと冷めてしまうよ」と陳は、小籠包の入った口を無理やり動かす。

 地紋は、鏡を見つめる。

その顔は、黒焦げになった自分の顔である。

 その周りは水に包まれている。

「俺は、〝D〟と〝L〟をぶん殴った!」

地紋は、鏡を右拳で割る!

鏡は、割れ中から水が溢れ出る!

 

 地紋は、自分が水球の中にいる事に気づく。

周りに黒の球体が二つある。

 手には紹興酒の酒瓶が握られている。

 水球が形を崩す。

地面に叩きつけられた地紋は、焦げた右手で紹興酒を口にする。

 地紋の身体が黄色く光、黒焦げになった身体が元に戻る。


 〝な〜んだつまんない〟


 目の前には、赤い靴の少女が立っている。


 地紋の頭の上には、陳とスティーブを包んだ黒の球体があった。

  

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