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先月は更新できず、すみませんでした!


というわけで先月分を更新します。


 剣を抜いたアメジストを見た秋穂は、今までよりも大きなアメジストの力を肌で感じボソリと呟いた。


「私の娘ながら、なんて強大な力…」


 その力を前に秋穂は意図せず口角を上げていた。


 その様子を見ていたアメジストが、不快に思ったのか眉を顰めた。


「何がおかしいんですか」

「いいえおかしくなんかないわ。娘の成長を感じて嬉しかっただけよ。でも、そうねぇ…もう少し娘の成長を見たいわね」


 その言葉が合図となって、カルーワがアメジストに攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃はアメジストには当たらない。人型のカルーワから繰り出される攻撃を、アメジストは全て見切って避けていたからだ。


「どうしたの、アメジスト。避けるだけかしら?」


 そう挑発をする秋穂をアメジストは一瞬だけ横目に見ながら、視線をカルーワに戻す。


 アメジスト攻撃を繰り返していた人型のカルーワ。その3mほどはある巨体が突然、宙へと舞った。これには秋穂も、そしてオニキス達も驚きながらカルーワを見た後、カルーワが宙へと舞った原因であるアメジストをへと視線を移す。アメジストは蹴り上げた状態から元の態勢に戻ろうとしていたところだった。


 そして、元の態勢に戻ったアメジストは手に持っていた剣を構えた。


「アメジスト…」


 いつもと違う雰囲気を纏うアメジストを見てオニキスが心配そうな声を上げる。そんなオニキスの心配を余所に、アメジストはその手に持つ剣を、カルーワに迷いなく振るう。


 一撃目を避けたカルーワへ、アメジストが追撃しカルーワを切った。


 切られたカルーワは声にならない声で消失し、カルーワとの戦いで荒れた辺りは、元通りに戻っていた。


 戦いが終わり、息をつくアメジストに秋穂が感嘆とした様子で話しかける。


「それが、貴女の本当の力。…これは、相当骨が折れそうね」

「どういう意味ですか」


 ボソリと呟いた秋穂の言葉を聞いたアメジストが問い詰めたが、「なんでもないのよ」とはぐらかす秋穂をみてこれ以上追求しても無駄だと判断したアメジストはそれ以外は聞かなかった。


「ところでアメジスト。そのカルーワ、人の負から作った物なんだけど、容赦なく斬ったわね」


 突然放たれたその言葉にオニキスは驚愕し、ティアナはその言葉を聞いた瞬間、秋穂に対して敵意を向けた。


 しかし、そう言われた当のアメジストは特にこれといった反応がない。それどころか──。


「それがどうかしましたか?」


──と返した。


「…いいえ。それじゃ、今日は帰らせてもらうわ。またね」


 そう言って秋穂は忽然と姿を消してしまう。アメジストはその様子をただ茫然と眺めていた。


◇◆◇◆◇


 アメジストが、秋穂の居た場所を茫然と眺めている様子にオニキス達はアメジストにどう声を掛けようか迷っていた。


 というのもいつもと違うアメジストの雰囲気。そして、目の前にいる探していた母親を引き止めようとしなかったアメジストにオニキス達は違和感を感じていた。


 そんないつもと違うアメジストになんと声を掛ければいいのかわからないでいた。


「…行こう」

「そうね」


 だがいつまでもそうしている訳にはいかない。


 アメジストの元にゆっくりと近づいていくオニキス達は、なおも母親が居た場所を茫然と見つめているアメジストに声をかける。


「…アメジスト?」

「どこみてるのかしら」


 そっと声をかけるオニキスに対し、ティアナは手に持つ鞭をアメジストの目の前で蛇のようにくねらせる。


 目の前で揺れる鞭を数秒見つめたアメジストはハッとした様子でオニキス達を見る。


「2人とも、どうかしましたか?」

「今、この場に置いてそのセリフは私達のセリフよ」

「アメジスト、大丈夫?」


 なんのことかわからない様で首を傾げるアメジスト。


「なにがですか?」

「いや、なんかいつもと雰囲気違うっていうか」

「そうですか?…特に変わってませんが」


 自分の姿を見て答えるアメジスト。だがオニキスが言っているのはそういう事ではない。どうやらアメジストは今、自身の変化に気付いていないようだった。


「なに遠慮してるのオニキス。はっきり言ってあげるわ。貴女がカルーワを容赦なく斬った事が貴女らしくないって事よ」


 そんなアメジストにティアナは遠慮なく指摘する。


 その指摘に、アメジストは「敵に容赦する必要がありますか?」といつものアメジストらしくない返答が来た事に2人はしばらく唖然とした。


 そんな中、不意にアメジストが戦いで抜いた剣を鞘に戻す。


 すると、アメジストの雰囲気がいつも通りの物に変化する。


「ふぅ…」

「どうなってるの?」

「…いつものアメジストね」


 先程の雰囲気とは明らかに違う。2人がよく知っているアメジストに戻っていた。


「2人とも、ぼーっとしてどうしますが、どうしました?」

「えっ、な、なんでもない」

「…ええ、なんでもないわ」


 これには先程遠慮なく指摘したティアナもなにも言えず、オニキスと同じくはぐらかすことにした。


 アメジストの変わりように、2人は疑問を持ちながら変身を解く。戦った後という事もあり、篠宮がわざわざ一度愛佳の家に戻り車を出しそれぞれの家へと車で送った。


タイトル考えてなかった…

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