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090_やり合えば分かるバトル編。

シーン:色々とごちゃごちゃ理屈を捏ねまわしてきたけれども最後にものをいうのは暴力であるよね議論なんて野蛮なことはやめて武器を持って立ち向かってこいやという精神はいつの時代でも通用する真理なのではないかという疑問に対しての回答が常に正しいものであると納得する受け入れられてきた組織のみが現状生き延びてきているという結果を見るにそれはひつも一つの真実であり悲しい現実であり愉快痛快大喝采な現状なのであると言い切ってしまう界隈がこの世の中にはあるらしいどこにと言われるならばほらそこに目の前に窓に窓に!


「宇宙的恐怖に収斂される話題というのはとどのつまり話に詰まっているから誤魔化しているんじゃないかと思われるそうですね」冷静冷徹沈着思考、見た目は子供頭脳は大人のお姉さん迷宮探索者にして武芸者である斧野小町二十歳妊娠初期も初期が指摘。

「最後に顔の無い黒い存在を出しておけば辻褄が合わなくても良いという風潮は確かにありそうではありますがいつもあなたの側に這い寄ってくる混沌という台詞は万能的で便利ですよね」ぺろりと無貌の顔立ちに変装していく実は私そういう存在だったんですよという嘘を平気でついてくる迷宮怪異で淫魔、小町のお腹に子供をしこんだ張本怪見た目は筋肉質な二十代後半眼鏡男子の田沼イチロー。

「多少の矛盾は宇宙的恐怖の混沌さとそれによる記憶やら意識やら正気の混乱で説明が無理やり尽かされてしまうという利点はあるものの読者から真面目に思考する気力を失わさせてしまう諸刃の剣であるという使い所が難しいというか基本使うべきではない環境が確実に存在する仕掛けではありますね」こちらも冷静沈着切れ味鮮やかな指摘が各方面に刺さったり刺さらなかったりする見た目は妖艶な女性で小学生小町妹斧野向日葵11歳職業ニンジャ。


 場所は斧野家ニンジャ部屋つまりは斧野向日葵自室、やや広めにとってある空間にちゃぶ台座布団に小町とイチロー、ベットに寝転がっている向日葵。

 と、とんとんと出入り口である襖が叩かれてる。

「小町、向日葵、入るわよ?」声は斧野家女主人斧野蒲公英つまりは姉妹の母親のほほんという効果音が書き込まれるが如くなのんびり声。

 ちょっと視線を交わす姉妹、悠然と腰を据えている迷宮怪異。

 まあ隠すほどのことでもないよねとかいっそ都合が良いよね母親に面を通しておいた方が後々面倒がないわけだし自然に小町の良い人であるという紹介をしていって徐々に馴染ませていくのが順当であるかと目と目で会話してこの間刹那。

「はい良いですよ、今小町ねー様の良い人もいますのからそのつもりで入ってきてくださいね」向日葵。

「いやまあ間違ってはないけどそのことわりはどうなのよ?」ちょっと顔を赤る小町。

「ははは」とちょっと態とらしく笑うイチロー。


「そうなの?こっちも小鉄さんと一緒なのよー」のほほん向日葵。


 瞬間、跳ね起き窓を横に素早く開け放つ向日葵ちゃぶ台を足で蹴り上げ出入り口の襖へ蹴飛ばす小町あぐらのまま足のばねだけで飛び上がり開けられた窓を潜り抜ける迷宮怪異ここは一階そのまま裏庭へすぱんと軽い音と共に襖が開かれ飛んできたちゃぶ台をくるりと器用に回し受け背後に控える大柄巨女の蒲公英へと渡し同時に踏み込み畳敷の床をぐるりと踏み締め螺旋状に歪ませて窓へと弾丸のように逃げた間男っぽいものへ追従追跡斧野家当主斧野小鉄つまりは姉妹の父。

 巨斧を器用に窓枠を破壊しないように構えて突き刺し際どいところで身を躱す迷宮怪異イチロに獰猛な笑みを浮かべて地に素足をつき失踪姿勢を低く足を刈るように斧をふるう着地刈りイチロー足を硬質化させて受け止めるきれなくいやわざと力を逃して独楽のように縦回転その勢いのまま手をつき側転後転宙返りからの月面伸身一回捻り芸術点が高いちょっと見惚れる小鉄が負けじと見栄を切り巨斧をふり切り風をきる。


 晴天俄かに掻き曇り冬の寒風吹き荒ぶ、斧野家裏庭木々も少なく砂利まじりの土舞台じりりと間合いをとり一触即発まったなし行事軍配跳ね返る


「あらあらまあまああまりお庭を壊さないようにしてくださいね」おっとりずれてる呑気な母さん全てを包み込んでいる懐の深さがこけつまろびつ満ち溢れ。

「「いやそうじゃないよね」」娘二人に突っ込まれ。


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