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070_お家に帰るまでもない遠足です。

シーン:岩国迷宮へ再び探索に。正月休み明け、掲載容量の大きな四角っぽい、ちょっと軍用輸送車両に似てるんじゃないかとちょっと厳しめな検問なら引っかかる車種で、装備一式と、妹のニンジャ秘密道具、今週のビックリドッキリメカと曰わっていたそれをお供に実家から西へ。大学が始まる前に一度淫魔のイチローに遭っておきたいなーいやいつも逢いたいんだけれどもなー、一時も離れたくないのだけどなー、重い女だなー、と浪花節っぽい自作の歌を歌いつつ、やってきました岩国迷宮、では探索開始です。


「重くはないよね?」見た目は幼女なので体重は軽い、実際のところ初めての男に対する執念じみた思いは重い、探索者にして武芸者、斧野小町(20)。


 迷宮管理局岩国基地探索者支援施設、しっかりした4階建の建物で、一階が迷宮出入り口管理と出入記録係受付、待合室やら、迷宮のそばにあった方が便利な施設、例えば、身や装備の汚れを落とすのに便利な洗浄部屋、着替えや装備の保管などが気軽に人の目を気にしないようにできる個人もしくは探索者集団用の貸し部屋、大きなもしくは大量な迷宮資源の換金施設、総合案内所は建物の玄関だから普通にある、それなりに整っており、それなりに雑然としている、市役所などと変わらない普通の行政施設。


 闊歩する人間が武装などをしており物騒ではあるが。


 小町は装備を屋外の駐車場、車両の中で済ませ、身の丈を大きく越える巨斧を軽々と担ぎ、大きめに作られている迷宮管理局岩国支部内を闊歩、目立つ。


「いや目立つのは小柄な女性が大きな武器を軽々と担いで軽やかに足音もほとんどなく自由闊達威風堂々と歩いているからだけじゃないですからね、後ろに付き従っている小型戦車?車両?が流石に探索者界隈でも珍しいからですからね?」施設の業務員、顔見知りの女性が小町にそういうところが目立つ原因なのですよ分かってますか?と言うふうに話しかける。

「大きさ的には足腰の弱ったお年寄りが乗り回している機構車と変わらないだろう?まあ全高は一回り、全長は二回りほど大きいけれども」このくらいは普通だろうと、言い募る小町。


 すうと息を吸い込む女性職員、そして、

 

「流線型で車高は低め、足回りは無限軌道ではなく悪路踏破、破裂を防ぐようにした中まで詰まったタイヤが四対、しかもこれ高さが調整できますよね?それに加えて車体が蛇のように変形しますね、正面投影面積は低め、武装は一見なさそうに見えます、が、これ内部に結構なモノを仕込んでませんかね?あちらこちらに隠し窓が見え隠れしてますよ?光学系か熱線系か、能力を付加してある?単純な造形に見えて、潜在戦闘力がえげつないことになっているんですが?そしてこの強靭な装甲の割に、車体重量かなり抑えられていますね、施設の床が全く傷んでいないですよ、というかタイヤ痕すらつかないのは異常ですね、これ素で隠密系の能力とか付加してますよね、今は駆動音がそれなりに、それでも結構な静かさですが、してますが、本気を出せば静音性能もかなりのものになるとみました、不意打ちが可能な遠距離持ち戦車とか怖いと言う感想しか浮かばないのですが、いやなかなか見事なものを拝見させていただきました」


 長広舌。


「相変わらず良い目利きだなぁ、で、問題ないよね?」小町。

「探索車の装備範疇の内ですね、縦横奥行きも常識の範囲ないですし、迷宮内で詰まることもありません。誤射やら事故に注意していただきたいのは、身ひとつで迷宮に探索へ赴く方々全般に変わらないことですので、今更言うこともないですね。破損やら使用やらで迷宮内で廃棄するようなことがあれば、ご報告ください、可能であるならば回収班が赴き、回収するなり問題ないようにその場で処理するなり、放置しておいて迷宮内の目標にするなりいたしますので」にっこりと女性職員。


「縁起でもない。無事に連れて帰ってくるよ『いざとなったら自爆装置もあるから邪魔にはならないですよ』いやなんでもない」迷宮戦車から聞こえてきた声を誤魔化し、

「じゃあ、ちょっと潜ってくる、定期連絡は入れる、予定は受付してもらった通り、4、5日ほど期間だ、でわ」


 足早に、迷宮出入り口を小型戦車を引き連れて潜っていく小町であった。






「ニンジャ娘、脅威のメカニズム!」ちょっと嬉しそうな今日の淫魔。





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