064_退屈に殺されるなら幸せ。
シーン:何も起こらないということは平穏であるということであるのかというと何かが起る前にある静けさに過ぎないという捉え方もあるけれども戦争と戦争の間を平和と呼ぶのであるのような悲観主義的な発言が幅を効かせる世の中であるならばそれはやはり貴重なものであり大切にしなければならないということに違いないのではなかろうかなどと高説を賜ることに反感を覚えるくらいにはお為ごかしに騙されたという印象を抱く場面を幾度となく経験してきたか究極的な致命的な場面で梯子を外されたことがあるのやも知れず停滞を良しとするには若年齢すぎるという捉え方もできるものの老いたものには未来を切り拓く精神を持つことはできずというよりはそれができなくなるからこその老いというものではないのかなどと語られるとしたところである程度老獪でなければならない展開も普通に存在するわけであり時と場合によるのであるという万能の誤魔化しをせざるを得ないところに限界があるのであろうなぁと、思い知らせてやりなさい。
「ふふふ、もう笑うしかない気がしてきましたね」意味不明すぎるシーン設定にちょっと嫌気がさしてくるものの、逆に自由にやっていいのではと開き直りつつあるもしくはすでにとっくの昔にそうなっている、見た目は幼女、その実成人女性、武撃者にして迷宮探索者である斧野小町(20)。
「いちいち反応するからつけあがるのではないかな?いやシーンを指定する存在を認識していることそのものが不自然ではないかという思考が生まれないあたりに怖さを感じたりもするわけではあるけれども、こうメタ視線で動き出すことに違和感を感じなくなってくるあたりが、宇宙的恐怖を感じさせるかもしくは冒涜的であると表現したくなります」太古から存在し、それこそこの宇宙が始まる前からいたという設定になっている神群の性質を例えに出しつつ、矛盾する点を指摘するのは、見た目は幼女、その実青年にして男の娘、小町の双子兄、メスガキ属性持ちの斧野小角(20) 。
「宇宙的恐怖界隈、つまりここ半世紀くらい前から虚構作品で再登場、再定義されたいわゆるクトゥルフ系神話体系を紐解いていくと最終的にはかなりのメタ視線、メタ構造に陥ってしまうことになりますね。かの方々はそれこそ宇宙の始まり前、もしくは別の宇宙を源泉にした存在であるという認識をこちら側に植えつけて行ったという設定で世界創生前からその影響をこちらの環境に及ぼしていたわけです。その影響力、支配力、実行力をそのまま信じてしまうと、全ての神群を配下に置いてしまう、いや配下というよりは揺蕩う夢の内容物にされてしまうわけではありますけれども、実際は拮抗しているというよりは巧妙に混ざり合って、共存してしまっているわけで、棲み分けも見た目では上手く捌けているように観察できるわけです。ある意味、ある程度情報蓄積がされた人智によって創造されたものが過去に遡って存在したことになったといえなくもないわけではあるものの、同じく文明に沿って作られようとした唯一神なるものや、仏とは一線を画しているのは、それが混沌の中に隠されてしまっているからであるのと、人の都合を聞かないからこその独立性が保たれている、神の力が削がれていかなかったからであると言えるのではかろうか?結局のところ人の都合に合わせて作られた超越者ではないからこそ、原初から確立、存在することを許されたいや逆に原初から混沌として全てに混ざり合って隙間に潜り込むようにいつの間にかそばに這い寄っていたからこそ確固とした神格を持ちえて存在したのではなかろうか、制御できないと定義されたからこその秩序を否定したからこその、結果ではないかと予想できるわけである、唯一それだけが存在することを許させるという条件そのものが神の選択肢を狭めてしまう権能を削って矮小なものにしてしまう融通を利かせられなくなってしまう、原初からの存在とはならなくなってしまったのではなかろうかなどと考察することを始めると、夜も眠れない、故に昼寝が捗るのである、ニンニン」声だけが天井より響いてくる、語るのは斧野家最年少、ニンジャ娘で隠形の達人、斧野向日葵。
「妹さんにもかなり狂気を感じますね」感想淫魔。




