063_忍者は影人の影あなたのおかげ。
シーン:末妹はニンジャ、カタカナ忍者でサイバーでパンクでヒャッハーな引きこもり自室からは出るので引きこもり四天王界隈では最弱と呼ばれることも厭わないけれども誰にも認識できないほどの隠形使い見事なワザマエハイクを読ませたらば電子掲示板で新規の板が立つほどにつぶやき系ならば星が二桁はもらえるくらいの出来映えな文才があったりなかったり匿名で男性同士の深夜における寝所での熱い友情を描写するときには変な声が変な笑顔と共に湧き上がるのであるがそれすらも闇に生きるが故に隠れ見えず同好の士と密やかに秘めやかに楽しむだけのはずだったのに何故に世間に流通しておるのだろうおのれ何故に裏切ったんですか先輩悲しみに暮れるそれはそれとして実の兄しかも現実にいる男の娘が従兄弟の筋肉質な巨漢に組み敷いたげられいるところを愛の巣に置いて壁やら天井やらになってことさらに入念に微に入り細を穿つために記憶し記録し興奮し鼻から血を滴らせながら書き上げた作品に挿絵を描いてくれるのであるならば全てを許そうなどと曰うことが本人やら家族やらに知れたら羞恥で自身の息の根を止めかねないのでそこんとこは軽く流してやって絡んでね?
「どうしよう、どんな顔をして妹に会えば良いのか分からないよ?」生物として話の種にされた見た目は幼女、其の実は成人済みの男の娘にしてメスガキっぽい容姿の斧野小角(20)。
「嘲笑えばいいんじゃないかな?」こちらもちょっと困った表情の上に、ほのかな恋心を抱いていた、其の実そのうち結婚するんじゃないかなとすら思っていた従兄弟のボビーが、裏で双子の兄と肉体関係に溺れるほどに濃密な付き合いをしていたことを認識し直し虚無な目になる、見た目は幼女、その実態は武芸者にして迷宮探索者、成人済みの斧野小町(20)。
「そういえば今年はまだ向日葵さんの顔を見てないわね?」のほほんと述べる斧野蒲公英お母さん、長身、長い黒髪を後ろで纏めて、白い割烹着、綺麗な食事の所作。
「わしなんぞここ数年顔を見た覚えがないぞ?」それでいいのか実の親父という目を向けられつついやそれはそれで平穏な環境を維持するためには積極的に関わらない方が良いのかも知れずなどと小町に思われている、斧野小鉄、小さな身体に見合わずわしわしと白い飯をかっこみながら、食卓に置いてあるお節料理をおかずに。
「ひーさんはニンジャですからネ!ダークライフでダークデス!アンミツドーシンココロエなわけです、デットしてシカバネノットピックアップ ネ!」ニンニンと印を組みながら似非英語をしゃべくるボビー。
「そういえば覆面とか狐のお面とかそういう装束を好んでいましたね、妹は、迷宮で手に入れたそんな装備をお土産にすると、いつも喜んでいましたっけ」ちょっと懐かしがる小町。
「嬉々として被ってましたねー、こうすると人と目を合わせなくて良いので助かるみたいなことを言いながら」対人関係に難有りな性質が幼少期からありましたねと補足する小角。
「可愛らしくて似合ってましたわー」全肯定のお母様。
「年末に見かけなかったのはあれもあったからでしょうね、帝都湾岸にある国際展示場の大規模催事、えーと漫画の大規模発表会?」正式名称なんであったかなと小町。
「有明で夏冬2回やっていましたねー、私も好きですよー、こうお祭りは、ご同輩が多く集まってくるのでー」ちょっとした同窓会になりますねー、ぽぽぽと笑いながら蒲公英母。
「あの祭典は漫画だけじゃなくて、小説随筆論文絵画ありとあらゆる文化的な事柄の発表兼即売会だからね、僕も新作の呪符とか札とかの参考にするために、夏のは参加したなぁ」先日の冬はごたごたしてたから未参加だったけどもと、小角。
「その催事、淫魔的にも大盛り上がりしてましたよ!エロい漫画がかなりはけました!その後の打ち上げに紛れて結構、お食事もされてたようですね」裏事情、淫魔事情、暴露淫魔。




