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もういない子だれだ  作者: 相生


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13-4

POWER DECREASING: 0.2%

音声が非常に不安定になってきた。

「健一くん…最後に…」優子の声が切れ切れになる。

「何だ?」

「愛してる…これからも…ずっと…」

雄介の声。

「友達で…いてくれて…ありがとう…」

美香の声。

「君の人生が…美しいものに…なりますように…」

誠の声。

「正しい道を…歩み続けて…」

絵里の声。

「本当の愛を…見つけて…」

五人の声が重なり合った。

「さようなら…健一くん…」

「元気で…」

「幸せになって…」

「私たちの愛を…忘れないで…」

「ありがとう…」


POWER DECREASING: 0%

SYSTEM TERMINATION

画面が暗くなり、完全な静寂が訪れた。

健一は画面の前で泣き続けた。もう二度と、友人たちの声を聞くことはできない。彼らは本当に永遠の眠りについた。


博士も静かに涙を流していた。

「彼らは…最後まで美しかった」博士がつぶやいた。「技術者として、人間として、これほど美しいものを見たことがない」

健一は涙を拭いながら立ち上がった。

「博士、このシステムは?」

「完全に封印する」博士は決意を込めて答えた。「データも、設計図も、全て破棄する。二度と、この技術が悪用されることがないように」

「それが良いでしょう」健一は頷いた。「友人たちも、それを望んでいると思います」

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