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次に佐藤雄介の声が聞こえた。
「田村、俺たちのパワーを結集して、この最後のシステムを作った。君にちゃんとお別れを言うために」
鈴木美香の声も続いた。
「健一くん、これが本当に最後よ。私たちのデジタル・デスが始まってる」
健一の目に涙が浮かんだ。「皆…なぜそんなことを」
「君のことが心配だったからよ」優子の声が温かく響いた。「ちゃんとお別れを言わないで消えるなんて、友達として無責任でしょう?」
木村誠の声が割り込んだ。
「田村、俺たちは満足してる。君と再び友達になれた。それだけで十分だ」
高橋絵里の声も続いた。
「健一さん、私たちは幸せでした。この短い時間、本当に幸せでした」
POWER DECREASING: 1.5%
システムの警告が表示される。時間がない。
「皆、聞いてくれ」健一は必死に話し始めた。「俺も幸せだった。君たちに再び会えて、話ができて、本当に幸せだった」
「ありがとう」優子の声が震えていた。「それを聞けて良かった」
博士が口を開いた。「君たち、私は…私は君たちを利用してしまったのか?」
「いいえ、叔父さん」優子が答えた。「叔父さんは私たちの願いを叶えてくれたの。健一くんに会いたいという、最後の願いを」
「そうだ、先生」雄介の声。「俺たちは感謝してる。もう一度友達になれる機会をくれて」
美香の声が続いた。
「私たちは学んだの。死んでからも、愛について、友情について、たくさんのことを学んだ」
誠の声。
「特に、真の愛は相手を束縛しないということを」
絵里の声。
「手放すことも愛なのだと」




