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冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜  作者: 茄子の皮
第2章 王都編 ③貧困街改造計画
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ロンダール南東地区完成2 説明される

 サンクと共にユートリア家のために建てた家へと向かう。

 派手ではないが落ち着いた外観で木造の2階建ての家だ。クイナ達税収担当者の職場でもある。

 クイナの自室には、好きに本を入れて過ごしやすいようにしている。


「お待たせしました、クイナ様。」

 サンクが頭を下げる。


「税収担当の代表のクイナ・ユートリアです。よろしく。言葉使いは対等に話して下さい。」

 金髪のメガネをかけた美女がいた。青色のブローチを着けている。

 ユートリア家の執事とメイドも手伝いに来ていた。


「分かりました。こちらが街の開発にかかった費用になります。」

 サンクは今までかかった費用の集計をまとめている。家の材料、道路の材料、通行の魔道具、大工や労働者の賃金、食品、衣服、宿泊費などなど。

 その額大金貨10枚以上。約100億円以上の感覚。


「凄いですね。書類を見るかぎり不正も無さそうです。これがお父様が放置していた街の現状ですか。」

 リールの土地の外側はまだ荒んだ建物が並んでいる。今後直すかは、マルコスが決めるのだろう。

 クイナもここに来るまで外の現状を見ているだけに、思うこともあるのだろう。


「そうですね。これから発展していくので楽しみにしてください。」

 サンクは自信強く話す。


「リールさんもこれからよろしくお願いします。」


「よろしくお願いします。」

 リールは頭を下げる。ユリカも一緒に下げる。


「それでは失礼します。」



 リール達は街を見て回る



 ギャンブル場の兄弟の元へ向かう。


 鉄で出来た巨大な四角い建物。挑戦場グランザスと壁に彫られている。


「どうもリールさん。どうですか挑戦場グランザスです!支配人のキューロです。よろしくです。」

 黒いスーツのキューロが挨拶に来た。

 弟のヨドールは離れた場所で職員達に指示を出している。


「まだまだ集客は出来ませんが、冒険者ギルドで宣伝してきましす。治安悪化には気を付けますのでよろしくお願いします。」

 ギャンブル場には荒くれ者が集まる傾向があるのだ。


 リール達も挨拶をして別の施設へ向かう。



 王都外壁近くドワーフの工房に挨拶をしていく。すでに設備も揃っているため作業を開始しているのだ。建物には防音の魔法が掛けられており、外に音は漏れていない。

「最高の作品をプレゼントしてやるぜ!」と話していた。

 作業の邪魔になるためすぐに出てきた。



 次に魔物園を作ると言っていたトルトの家へと向かう。

 トルトの家は庭がとてつもなく広く外壁間近の家だ。

「どうもリールさん。まだこの子達しかいませんが今後増やして行きます。」

 トルトの後ろを30cmほどの銀色の鶏が3羽ついて回る。プラチナバードは、プラチナの5cmほどの卵を産む魔物で、卵の味も最高級食材で殻はプラチナ鉱石になっている貴重な魔物だ。乱獲される心配もあり、なつく事はほとんどないが、トルトになついてついて来ている。


「何か手伝える事があったら人材派遣場に言ってね。」

 リールは伝えておく。今後面白い魔物達が増えるのが楽しみなのだ。



 街も見て回り人材派遣場へ向かう。

 中にアイリスと3人の女性がいた。壁に依頼の紙が貼れる場所があり、依頼は受付の女性へ申請できるのだ。働きたい人は応募にあった依頼から好きに受ける事ができる。この街に入れる事が信用になっているので、不満は少なくなるだろう。


 アイリスに挨拶をしてリール達は、ザンバードの王都店舗へ向かう。


 ザンバード王都店舗は、他の店の3倍の広さがある店舗だ。キッチンもあり普通に生活できる住居になっている。

 商品は一つも無く、棚が並んでいる。


「お兄ちゃん!凄い事になってるね!」

 妹のルカが駆け寄ってくる。アストロからルカは移り住みザンバード王都店の店長として働く事になった。王都にリールが運び店員のココも友達の様に仲良くなっている。

 ルカとココは、この店に住んでいる。


「そうだなマジックバックに魔物の肉や素材が入っているから好きな様に売ってくれ。」

 リールはルカにマジックバックを渡しておく。仕入れ値が0なので売っただけプラスになるのだ。他の店よりも割安で売っても損はしないのだ。


「ありがとうお兄ちゃん。じゃんじゃん売って稼ぐからね!」

 ルカは笑顔で話している。


「のんびり楽しく過ごせよ。」

 ルカは王都での暮らしを楽しんでいるみたいだ。



 サンクは案内が終わり帰って行った。


 リール達は店でのんびりと話し始めた。




 新たなロンダール南東地区の日常が始まった。



9月30日朝7時に次話投稿しています。


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