出店希望者達3
最後に娯楽施設関係の5人がリール達の前に椅子に座り並んでいる。
「一人一人から話を聞きましょうか。面白い内容ですので、始めに魔物テイマーのトルトさんからお願いします。」
水色の髪の24歳女性トルトが話し出す。
「私は魔物の調教師をしてまして、魔物と契約魔法で従わせる事が出来ます。従わせると言っても奴隷と同じ訳ではなく、仲良く出来る魔物だけに有効な魔法です。そんな魔物達を集めた動物園ならぬ、魔物園を造りたいのです。」
トルトが不安そうに話す。
魔物テイマーは、冒険者の中にもおり、強い魔物を仲間として一緒に冒険している。契約者の力次第で契約出来る魔物の強さも変わり、友好的な魔物やなつかれやすい魔物によって変わってくる。
「それをなぜこの街でしたいのですか?」
リールは聞く。
「私は鳥系統の魔物と馬系統、牛系統の魔物に好かれやすい見たいで、鳥の魔物例えばプラチナハードと言って銀色の卵を産む魔物を今飼ってます。そのプラチナハードの卵を売れば収入にもなります。魔物園と言っても稼ぐ手段はありますのでお客さんが少なくとも問題ありません。ただ私の事を好きになってくれた子達の場所が欲しいのです。」
小さい魔物なら良いが、馬や牛と言った大型の魔物ではとても普通の家では面倒見きれない。
「王都で飼っても良いのかな?場所は広めにあるから問題無さそうだから、面白いと思うけどな。」
リールは賛成だ。ユリカも面白そうに話を聞いている。
「自分の土地なら問題ありません。従魔としてなら冒険者や馬車屋でも同じ理由で許可されてます。」
サンクは答える。
「必要な土地や、設備などを考えてくれ珍しい食材が出来るなら買い取りも出来るだろうから問題無さそうだな。」
リールは魔物園の許可をだす。
トルトは大工達に相談に行った。
「次は2人同じで、ギャンブル場を作りたいそうですね。」
「初めまして。私はキューロ、こちらがヨドールです。」
二人の男性が頭を下げる。二人は兄弟で兄キューロは、細身の男性だが、弟ヨドールは逞しい筋肉の持ち主だ。
キューロが説明を続ける。
「私は魔法が得意でして、ヨドールは力が強いのが自慢です。冒険者ギルドでやっている対人戦では無く、魔法を使った勝負で賭けを行うのです。例えば氷の柱を1分で作るプレイヤーとその柱を1分で壊すプレイヤーに別れて競うのです!周りの人はどちらが勝つか賭けるゲームとなります。そのようなゲームを1日に何回か出来れば儲けが出来ます。計算が得意な人材を雇い運営していきたいと思います。もちろんリールさん達に売上の何%か納める契約とするので安心してください。」
キューロは、自信満々に話す。ヨドールは無言だ。
「一つ犯罪者行為はしないだろうな?八百長も完璧に無くするのは無理だろうが、プレイヤーには資格制度を設けてくれ。変な奴がプレイヤーでは信用問題だからな。」
リールは答える。
「もちろんです!信用を落とす行為は絶対しません!そんな事をするより長く運営出来れば儲けが莫大になることは分かります。特にリールさんに反抗する理由はありません。」
「そうか。上手くいけば、ロンダール南東地区で一番の稼ぎを生みそうだな。街の治安維持はこっちでやるから運営は任せよう。」
リールは出店の許可をだす。儲けの分配率は今後決めていく。
兄弟は出店場所の確認に向かって行った。
「リールさん。次はリールさんに相談がある2人です。2人では実現出来ない事を相談したいみたいです。」
2人の女性が頭を下げる。
メガネをかけた金髪の女性アイリスと赤髪の女性ロロだ。
アイリスが話始める。
「リールさんに相談は、人材派遣場を作って見ませんか?冒険者ギルドの依頼料金が高くて出来ない事でも、ここなら問題解決が出来る事もあると思います。店の手伝いの依頼や、イベントの依頼。護衛任務や魔物の討伐まで何でも依頼出来る場所です。冒険者ギルドでは依頼者に不安がある冒険者も多々います。そんな不安をこのロンダール南東地区に入る資格がある依頼人なら、依頼を受ける人も安心して受ける事が出来るでしょう。」
冒険者ギルドの依頼人に安心出来ないのも分かる。冒険者ギルドは、依頼人について詳しく検索しないのだ。簡単な魔物討伐だと思ったら、高ランクの魔物だったなんてよくある話で、新人冒険者や弱い冒険者は、注意しなければいけないのだ。
「表向きは、街の手伝いや掃除の依頼をして、信用出来る依頼人なら難しい依頼を受ける事を考える事にしたいのです。きっと賛同してくれる人はいると思います。」
アイリスも冒険者で以前理不尽な依頼を受けたことがあるのだ。
「そうだな。言いたい事は分かるが依頼なんて来るのか?」
リールは聞く。
「絶対に来ます。特にリールさんを恩を売りたい人は絶対に来ます。」
依頼料金の一部がリール(ロンダール南東地区の支配者)へ入るなら、喜んで依頼を出すのは当たり前だろう。
「わかった。責任者はアイリスで信用出来る人達は、少しは雇ってくれ。場所は入り口近くが良さそうだから、大工達に相談してくれ」
リールは出店の許可を出す。
アイリスは大工へ相談に向かって行った。
「最後になりましたね。ロロさんお願いします。」
「はい。ロロと言います。19歳で王都に住んでいます。ザンバードの店の従業員になりたくて来ました。ぜひ雇ってください。」
ロロは立ち上がり頭を下げる。
「ザンバードの従業員か。ザンバードは雑貨屋で俺達が集めた素材とかを売る予定でいるが、従業員の事は考えてなかったな」
リールは、自分でやるか妹に任せるつもりでいた。
「妹に任せるつもりだったが良かったら働いてもらっても良いかな?給金は充分出すから。」
リールはロロ採用する。
「ありがとうございます!精一杯頑張ります!」
ロロは笑顔で答える。詳しい情報を聞かないで採用されたことに内心驚いているが。
ロロに通信の魔道具を渡しておく。ロロは店の予定地を見に向かって行った。
「これにて終了です。どうでしたか?」
サンクが聞いてくる。
「普通の街とは違う街になりそうですね。明後日貴族様にあって説明しないと行けませんね。」
リールが思う街とは違うが、面白そうな街になるだろう。
ユリカも笑顔で頷いている。
「そうですね。他の地区に負けないほどの店ばかりになりそうですね。リールさんの力があってこその結果ですね。」
サンクは笑顔で話す。
「今日は終わりですね。街もだんだんと形になってきました。ゾロダロン商会の勢いは減って来ていますのでミランダレ商会としてはありがたいことです。」
リールの指示でロンダール南東地区で働いている1000人を越える人達は、ゾロダロン商会系列の店を使用していない。笑顔で元気に働いている人達が入らない場所に、他の人達が入る事は少ないのだ。街の噂でロンダール南東地区が生まれ変わることの詳細を、労働者達に広めてもらっている。そのため、ゾロダロン商会系列の店は勢い無く不況の波が襲っているのだ。
「それではまた明後日によろしくお願いします。」
サンクは街の代表として働きに戻る。
用事も無いためリールとユリカはのんびりと王都の街を散策に出かける。
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