出店希望者達1
午前10時。
ロンダール南東地区の広場にリールとユリカはいた。ユキは実家で手伝いをしている。
「こちらがこの街に出店希望者達です」
サンクが案内をする。
広場には50人の人達が集まっていた。以前は200人以上いたが、時間と共に減ってきていた。
「大きく分けて、飲食店関係、職人関係、娯楽施設関係の3つに分けています。順番に話を聞いていきましょう。」
サンクはます職人関係の15人に声をかける。事前に内容は紙に書いて確認している。
「武器防具職人が2人。鍛冶屋8人。調理器具職人が1人。魔道具職人が4人ですね。」
全員男性でギラギラと目を輝かせている。
「なぜこの街で店をやりたいのか?」
リールは聞いてみる。
「他の店は腑抜けた店ばかりなんだよ。」
ドワーフ族の武器防具職人の2人は答える。ココラーンの知り合いの職人達らしい。リールの話を聞いて参加したみたいだ。仲間の頑固なドワーフ達と店をやるみたいだ。
リールはすぐに出店を許可する。鍛冶屋の4人のドワーフも同じ理由だったためすぐに許可する。
許可を貰った6人は店の場所や建物をすぐに決める様に伝えて、足早に向かっていく。
お金は全てリールが貸付ているため、最高の設備を用意するみたいだ。お金を払えないような自信ではとても出店など出来ない。
「いいのですか?」
サンクが聞いてくる。
「問題無い。職人らしいし自分の力量に嘘はつかないだろうさ。」
「そうですか。それでは鍛冶屋の4人理由をお話ください。」
サンクは残りの4人へ聞く。
「自分の実力を知りたくて」
「店で評価されないから」
「鍛冶職人なら自分で店をやりたい」
「特別な製品を作りたい」
4人は思い思いに話す。店をやりたいのは1人で他の3人は、自分の実力を試したり、好きな商品を作りたいだけだろう。
「はっきり言います。あなた達は失敗するでしょう。目的が浅く、実力は普通以上でも商売となると難しいでしょうね。先ほどの人達見たく腕に自信があり固定客が付くなら良いが、おそらく私達ミランダレ商会と同じ様な店になるでしょう。資金力ではとてもミランダレ商会に勝てるとは思えません。」
サンクは思った事を話す。一般の人だけで無く、ミランダレ商会としても店を出すため、ミランダレ商会に負けないほどの店でなければ生き残れないのだ。
「それでもいいなら出店するがいい。」
4人は考える。
「俺もまだあなた達を信用は出来ていない。店を出すのは簡単だが、資金力が乏しいなら止めといた方が良い。以前働いていた店での対応が悪かったとしても、この新しい南東地区の店は全て俺が関わっているんだ。下手な店はすぐに消えるから、まずはさっきのドワーフ4人に鍛冶勝負でもして勝って自信をつけたらどうだ?」
リールは思った事を答える。ドワーフ達に鍛冶勝負なんて適当な事をいったが、実力を知るきっかけになるだろう。
4人は考える。
「分かりました。自分の実力を確かめてきます。」
4人はドワーフ達のもとへ向かって行った。
「次は魔道具職人の4人ですね」
「魔道具屋ココラーン以上の魔道具を作れる人はいるか?」
リールは問う。
4人は誰も動かず、一言も話さない。
「ココラーンで一回実力を見てもらっていいかな」
リールは4人に問う。
4人は頷いている。
「話はしとくからココラーンへ向かってくれ。」
リールは魔道具でユキに連絡をしておく。
4人はココラーンへ向かって行った。
「リールさん。ココラーン以上って厳しいですよ。」
サンクはあきれている。ココラーンは王都上位の魔道具店なのだ。
「ココラーンに勝てないなら出店するだけ無駄だろうさ。ココラーンで雇ってもらえばあの4人も大成功だと思うがな。」
「そうですね。最後に調理器具職人のカルトさんですね。」
残りは猫の獣人カルトが残っていた。
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