犯罪奴隷 デルモンド4
「お前何やってんの?」
リールは牢屋の中のデルモンドに聞く。
「俺は悪い事なんてしてねぇが。こいつらが俺を牢屋に入れやがったんだ。」
デルモンドは年配の衛兵を指差しおとなしく話す。反抗せずおとなしく牢屋に自ら入ったのだ。
「私もまさかこんな大物が街に来るとは思いませんでしたから。しかも気絶した14人の盗賊を引きずって来たときは恐怖しましたよ。」
衛兵はデルモンドが街を攻めて来たと思ったのだろう。
「話を聴けば道中に襲われた盗賊みたいでして、街に来る商人も被害にあったことがあるみたいです。まさか犯罪者が犯罪者を連れて来るとは夢にも思いませんでした。」
昨日の夜は街の衛兵総出でデルモンドの警備をしたのだ。衛兵達の顔に疲れが見える。
「そうですか。それではデルモンドは釈放してください。」
リールは言う。
「いや俺は悪いことしてないがな」
デルモンドは小声でつぶやく。
「はい。大丈夫ですが、リールさんで間違いないですよね?冒険者のランク板を見せて頂いてよろしいですか?」
デルモンドが契約者の名前を伝えていたのだ。リールが来なければ王都の冒険者ギルドに報告が行っていたのだろう。
リールはランク板を見せる。
「はい。間違いありませんね。今度からはデルモンドの契約者として証明になるものを作って下さいね。冒険者ギルドで発行してもらえますから。あと普通は犯罪奴隷を一人で歩かせる事はしませんのでよろしくお願いします。」
衛兵は当たり前のように話す。普通犯罪奴隷を自由にさせる事はしないため冒険者ギルドも伝えていなかったのだ。まさかすぐに王都を一人で出て行かせるとは、誰も思っていなかったのだ。
デルモンドは牢屋から出て来た。
「分かりました。今後もよろしくお願いします。」
「いえ。二度と無いことをお願いします。」
衛兵達は苦笑いで見ている。
「それで、盗賊討伐として中銀貨5枚になります。」
リールは受け取りデルモンドに渡す。
「いいのか?」
デルモンドが驚いている。
「良いも何もお前が稼いだお金だろ?」
リールは不思議そうに答える。
「リールさん。奴隷の稼ぎは契約者が独占しても問題はありませよ。デルモンドに脅されているようには、見えませんので強くは言いませんが。」
衛兵の男性は話す。
「へーそうなのか。まぁ自分の稼ぎくらい自分で使った方が楽しいだろ?」
リールは楽観的に考える。人の稼ぎまで奪う必要もないのだ。
「だから好きに稼げば良いさ。たまに上手い食べ物でも奢ってくれたら嬉しいけどな」
「はっはっはっ!それはありがたいな!この辺の盗賊どもを全部潰せばそれなりには稼げそうだな。」
デルモンドは笑いながら話す。
「犯罪行為さえしなければ何をしても問題無い。捕まえたらツクネトの街に連れてくれば良いだろしな。」
「いえいえ。ちゃんと依頼がある場所にしてくださいね!」
衛兵は手を振り、全力で拒否する。
話も終わり。
「それじゃもう用事は無いから行くか。」
リール達4人は牢屋を後にする。
リール達はデルモンドの仲間がいる宿屋へ向かって行った。
「普段は問題なかったのに何で今回は問題になったの?」
ユキは疑問をデルモンドにぶつける。
「盗賊を連れてたのが大きいだろうな。いつもはゾロダロン商会の商人の護衛として来ていたからバレなかったんだろうな」
ゾロダロン商会は、近隣の街でも大きな影響力がある。
「そうか。王都を出た後の話でも教えてくれ。盗賊のアジトに行ったのか?」
「そうだな。王都を出た後から話すか」
デルモンドは話だした。
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