通行書はこんな感じで
子供達とホテルに送り、リールとユリカ、ミウロは魔道具店ココラーンへ向かう。
時刻午後2時。
ココラーンの工房に人が集まる。
「魔石これで足りるか?」
リールは聞く。虫達から取った3センチメートル程の小さな魔石がゴロゴロとテーブルに200個以上マジックバックから取り出す。
店の職人達は驚いている。
「これで何を作るの?」
ユキが聞いてくる。
「南東地区の通行書にしたい」
南東地区に入るには、結界の道を越えないと入れない様にする。契約魔法は、多過ぎるため諦めた。
「道にはもっと強力な魔法を使うから一定時間、結界を無効化することはできそうね。」
道を通る10秒間だけ無効化する効果をイメージする。
「どんな通行書にするんだ?」
魔道具素材加工リーダー、ドワーフ族のジンロが聞いてくる。
「見栄えが良いのが出来るか?」
「無難なら、ブレスレット型か、指輪やネックレス。ブローチだろうな。」
「分かりやすいのが良いな。ブローチかな。見える場所に付いていれば区別しやすいからな。」
「素材はどうする?」
「これって使えないか?」
リールは森で仕留めたクワガタ虫を取り出す。色とりどりの20センチメートルほどのクワガタ虫が並ぶ。
「ほう。カラークワガタだな。外皮は色によって変わるからな。赤い奴が一番強度があるぞ。」
黒、青、緑、黄、白、銀、金、赤がいる。
「出来るか?」
「1匹で10個程のブローチが出来るだろうな。もっと素材は必要だがな。」
合計48匹ある。主要な人にだけこの通行書を配ろうと思う。
もっと簡単な素材でも魔石さえあれば出来るため、ジンロに頼む。
カラークワガタの外皮は宝石よりは安価だが、金色と銀色の素材は、高値で取引されるらしい。
「デザインは街の住人と店のオーナー連中はカラークワガタのブローチにするぞ?他の奴らは鉄や木材の簡単な素材で同じ形のブローチでいいか?」
「大丈夫だ。よろしく頼む」
リールは細かい事は任せる。区別さえ出来ればどうでも良いのだ。
街の結界魔法の魔石は、少しづつ道に埋めている。
「リール君、注文していたマジックバックと結界魔法の魔道具出来てるよ」
ユキの父スライドが言う。
「これが結界の魔道具だね。魔力を込めると発動できるよ。この魔力放出の魔道具と組み合わせても使えるからね」
結界魔法の魔道具は灰色の三角形の置物で、魔力放出の魔道具は、白い四角形の置物だ。四角形の置物の上に三角形の置物を置くと発動する。
「ありがとうございます」
リールは受け取りマジックバックの中にしまう。
「それじゃ、通行書を作っていくよ。料金は目安が出来たら請求するから。リール君なら問題ないでしょ?」
「はい、大丈夫です。少し稼ぐのでまた魔石を持ってきますので、よろしくお願いします」
「ありがとう。店も繁盛してるし、職人達も気合いの入る仕事で喜んでいるよ。これからもよろしくね」
スライドが笑顔で言う。
「私もそろそろパーティーに戻るわ。少しはレベルを上げたいからね。」
ユキの力では、職人達程の魔力を使えていない。
「それではこれで失礼します。」
リール達は工房をでる。
リール達は街を歩く。
「今日はどうするの?」
「今日は筋肉痛だから、のんびりしてる。ミランダレ商会に行って換金しにいくよ。」
「筋肉痛?リール君でもなるんだね!ははは!面白い!」
ユキは笑っている。
「筋肉痛はしょうがないからな。最近走り過ぎたから、疲れたのかな」
リールは平静を装いながら、いつもよりゆっくりと歩いている。
時刻午前11時。
ミランダレ商会に着いた。
面白いと思ったら星の評価お願いします。
星5 続きが見たい!
星4 暇ならまた見たい!
星3 気が向いたら見たい!
星2 進んでは見ない!
星1 もう見ない!
話が貯まったら見たいあなた!
ブックマークお願いします。
Twitter「茄子の皮」で気になれば、検索してください。
次話も良かったらみてください。
ありがとうございます。




