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冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜  作者: 茄子の皮
第2章 王都編 ②新たな出会い
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ミウロの修行

ミウロが頑張ります。

 時刻午後2時20分。


 王都入口にリール、ユリカ、ミウロがいる。

 リール、ミウロは短剣と前腕ほどの盾を装備している。

 ユリカは弓を装備している。


「ここから30分ほどで、森があるから走って行くぞ。」

 リールは身体強化の魔法を自分とユリカ、ミウロにかける。魔力合計15000ほど使う。

 ミウロの能力が低い為に、ミウロに多めに魔力を使う。


 リール達は王都からアストロの街から来た方向へ走っていく。

 荷馬車が無い為、早く移動出来る。

 王都近くは道が整備されているが、離れると草木が多くなって行く。


「魔物はいなそうだな。」

 小さな鳥やウサギの魔物しかいない。Fランクの魔物で買い取りも安い。身体強化したミウロなら一人でも余裕で倒せるが、レベル上げには数が大量に必要だ。


 リール達は無視して進む。



 時刻午後2時40分


「森が見えてきたな。」

 リール達の前に森が広がる。道は荷馬車が通った跡はあるが、整備されていない。


 リール達は森の前で立ち止まる。



「熊がいたところだよね?」

 ユリカが聞く。


 CランクのビックベアーとBランクのブラッドベアーがいた森の出口付近。


「ああ、そうだな。森に余り入らないでこの辺で魔物を誘き寄せよう。」

 リールはマジックバックから買っていた肉を取り出し、火の魔法を使い炙る。

 肉の匂いが一帯に広がる。


「美味しそうですね。」

 ミウロが見ている。


「この匂いで、肉食の魔物が出てくるからミウロが倒せばレベルアップするぞ。」

 リールは笑顔で話す。


「いきなり実戦ですか。頑張ります。」

 ミウロは短剣を構える。


「出て来たら俺が弱らせる。そしたらミウロが倒せ。魔法で攻撃力、守備力、速さは上がっているが、攻撃は避けるようにしろよ。盾は避けるのが無理なら使え。」


「分かりました。」


「ユリカもレベル上げしようか。ミウロが1対1になるように減らしてくれ。」

「ウッドアロー」

 リールは木魔法を使い矢を作り、ユリカに渡す。



「わかったよ。」

 ユリカが笑顔で受けとる。



 ガサガサバキバキ


 森から音がする。



「来るぞ!」

 リール達は森から離れて身構える。


 3メートルほどの熊が3匹森から出て、肉の方向へ向かっていく。



「ビックベアーだな。ユリカ2匹行けるか?」


「行けるよ!」

 ユリカは弓を構えて、2本の矢を射る。



 ヒュヒュン!



 ユリカの放った矢が2匹のビックベアーの頭に突き刺さる。

 2匹はフラついた後倒れて動かない。


「ミウロ準備しろよ。」

 リールはビックベアーに近き風魔法を使う。


 風を受けるとビックベアーは倒れて動かない。麻痺毒で動けない。


「ミウロ止めを刺せ」

 リールはミウロの強化魔法を解く。


「はい!」

 ミウロは倒れて動かないビックベアーの首に短剣を突き刺さす。


 1回2回3回4回5回と何度も何度も刺しているが、首を断ち切れない。一面に血が流れている。


 短剣の刃がボロボロになる頃ビックベアーは絶命した。



「どうだ?」

 リールはミウロに聞く。



「とっても硬いです!」

 ミウロは手を血まみれにしながら答える。


「そうか。多分レベルが上がったから、次は楽になるはずだぞ。身体強化の魔法を使って倒してみろ。」

 リールは倒したビックベアーをマジックバックにしまう。

 肉の匂いを風魔法で森へ送り込む。



 ガサガサバキ


 森からビックベアー1匹出てきた。


「同じで行くぞ。」

 リールは麻痺毒の風を送る。


 ビックベアーは倒れて動けない。


「行きます!」

 ミウロは身体強化の魔法を使い、マジックバックから出した新しい短剣で斬りかかる。


 ビックベアーの首に短剣と同じ大きさの斬り傷が出来る。


「さっきよりも簡単に斬れます!」

 ミウロはビックベアーの首を斬りながら話す。


 5回ほどでビックベアーの首を両断できた。

 ビックベアーは絶命する。


「どうだ?強くなった感覚はあるか?」

 リールはミウロに聞く。


「はい!これなら倒す事はできます!」

 ミウロは手を血まみれのままで笑顔で話す。



「そうか。次は1人で倒してみろ。」

 リールは肉の匂いを風魔法で森に送る。


 ガサガサガサガサ


 ウルフよりも大きな狼型の緑色の模様のある魔物が4匹出てきた。


「ウルフよりも大きいな。ウィンドウルフか?」


 ウィンドウルフ。風魔法を使う狼型の魔物。Cランクの魔物で群れで行動する。


「ワオーーン」と4匹は吠える。

 風の刃が4本飛んで来る。


「ウィンドウォール!ユリカ頼む!」

 リールは風の壁を作り風の刃を防ぐ。


「行くよ!」

 ユリカは弓を引き、矢を4本射る。


 矢は4匹に向かって飛ぶ。


「ワオーン」

 1匹のウィンドウルフが吠えると矢に向かって風が飛ぶ。


 矢は勢いが無くなりウィンドウルフの手前で落ちる。


「俺が行く!下がってろよ!」

 リールは風の壁を作り、ウィンドウルフへ向かっていく。


 ウィンドウルフ達は吠え、風の刃を飛ばすが、リールの風の壁に当たり消える。


「毒は風で無理か。アイスソード!」

 リールは氷の剣を作り出す。アイスソードを構えてウィンドウルフ1匹へ斬りかかる。


 リールは身体強化しているため、速さも上がっている。


 ウィンドウルフを斬りつけると、ウィンドウルフは斬れないで、凍りつく。

 他のウィンドウルフは風の刃を飛ばしているが、リールは全て防いでいる。


「行けるな。」

 1匹1匹アイスソードで斬り凍らせていく。


 ウィンドウルフ達は絶命した。



「魔法を使う魔物は面倒だな。」

 リールはウィンドウルフ4匹をマジックバックにしまう。


「終わったぞ。」

 リールはユリカとミウロの元に戻る。


「また熊が来ましたよ!」

 ミウロが叫ぶ。


 ビックベアー2匹が肉の元に向かっていく。



「よし!ミウロ準備しろよ!」


「はい!」

 ミウロは身体強化を使い、短剣と盾を構える。


「ユリカ1匹よろしく!」


「うん!」

 ユリカは氷の矢を魔法で作り弓で射る。


 ヒャン!


 ビックベアーの頭に突き刺さる。倒れて動かない。



「よし!ミウロ行くぞ。」


 リールとミウロがビックベアーへ近づいていく。

 倒おしたビックベアーをリールはマジックバックにしまう。


「ガアー」

 ビックベアーが爪を立ててリールに襲いかかる。


「うるさいよ」

 リールはビックベアーの両腕を掴む。右膝に蹴りを入れて、右脚の骨を折る。


「よし。ミウロ頑張れ」

 リールはビックベアーから離れる。


 ビックベアーは右に傾きながら襲いかかる。

 ミウロに爪を立てて振り下ろす。


 ミウロは後ろに飛んでかわす。

 ミウロはビックベアーの後ろに走り背中を短剣で斬りつける。


 ビックベアーの腰から血が吹き出す。

 ビックベアーは体長3メートル。ミウロは140㎝。

 首には届かない。


 ビックベアーは腕を振り回して払う。

 ミウロは短剣を抜き走って避ける。


 スピードでは、右脚の折れたビックベアーではとても勝てない。


「やあ!」

 ミウロは左脚を短剣で斬りつける。


 爪の攻撃を避けては、左脚を斬りつける。

 何度も何度も続ける。


 ビックベアーは、左脚を斬りつけられ、膝をつく。


 ミウロは正面からビックベアーに向かっていく。


「おい!」

 リールは思わず声を上げる。


 ビックベアーは両腕を振り下ろし、ミウロを殴りつける。


「ぐう!」

 ビックベアーの右手の攻撃は盾で防御したが、左腕がミウロの脇腹に直撃する。

 ミウロは4メートルほど飛ばされる。


「行けるか!」

 リールがミウロに聞く。


「大丈夫です!」

 ミウロは、ふらつきながらも立ち上がる。

 出血はない。



「見栄えなんて気にするな!まだお前は弱いんだぞ!」

 リールは大声でミウロに言う。



「はい!」

 ミウロはビックベアーの後ろから短剣を突き刺さし、離れ、また突き刺さす。

 何度も繰り返しビックベアーは絶命した。


「どうだった?」

 リールはミウロに聞く。


「はい。焦ってしまいました。」

 ミウロは下を向きながら話す。


「そうか。まだレベルが低いから正面からは難しいぞ。美しい倒しかたよりも、必ず倒せるやり方で出来れば問題ないぞ。格好良く倒すのは力を付けてからだ。」


「はい」


「動きは悪く無いから、今後次第だな。体は痛く無いのか?」

 リールはミウロを励ます。


「はい。大丈夫です。ありがとうございます。」


「まだまだミウロは強くなるんだ、ビックベアーくらい余裕で倒せるようになるだろう。ユリカ大丈夫か?」



 肉の匂いにつられてビックベアー6匹出てきていたが、ユリカが弓で仕留めていた。



「大丈夫だよ!まだやるの?」

 ユリカが笑顔で聞く。



「いや、そろそろ帰るか。」

 リール達はビックベアーをマジックバックにしまう。


 ビックベアー合計12匹。

 ウィンドウルフ合計4匹。


 リールはユリカとミウロに身体強化の魔法を使い、王都に向かって走っていく。



 時刻午後4時40分。


 リール達は王都に着いた。




次回は7月11日朝7時に次話投稿しています。


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