ミウロの出会い
短い話。
時刻午後5時30分
「そろそろホテルに着くな」
「うん!面白い店がいっぱいだね。」
「そうだな。アストロに帰る前にお土産でも買いにいこう。」
「そうだね。」
「ちょっと!そこの白髪のお兄さん!」
「ん?」
リールは後ろを振りかえる。
「これ落としたよ!」
ミウロは、小金貨1枚を見せている。
リールはズボンのポケットに手を入れる。
「ああ、ありがとう。どこにあったんだ?」
「え!ほらぶつかったの覚えてる?」
「ああ、あのときか。そのときの子か?」
「うん。」ミウロは冷や汗をかき始める。
ミウロはリールに金貨を手渡す。
「そうか、わざわざありがとう。お礼に上げるよ。多分気付かなかったら無くしてただろうから。」
「いやいや、俺見たいなのが金貨を使ったら捕まってしまうから。」
「そうなのか?」
「俺は貧困街に住んでいるんだ。身なりだって綺麗じゃ無いからな。」
よく見ると服は破れ汚れている。
「なるほど。貧困街に詳しいのか?偉い人や、土地を売ってくれる人を知っているか?」
「え?偉い人は、分かるけど。土地はわからない。」
「そうか、一人で生活してるのか?」
「いや、捨てられた獣人の子供達8人で生活している。まだ小さい子どももいる。」
「そうか、また逢えるか?」
「いいのか?俺はミウロ。犬の獣人だ。」
「俺はリール。こっちがユリカだ。冒険者ギルドにくれば、リールの知り合いって言えば大丈夫だろう。ミランダレ商会でも良いぞ。」
「ミランダレ商会みたいな大きい店なかなかいけないよ。こんな見た目だし。」
「そうか、ならお礼をしないとな。」
リールはマジックバックから小銀貨50枚を小さな袋に入れてミウロに渡す。
「いやいや。良いって。」
「いや、ダメだ。そのお金で身なりを整えて、俺に逢いにこい。他の子供達も身なりを整えろ。あと美味い食べ物を食え。わかったな?」
「良いのか?」
「約束するか?」
「うん。約束する。また逢えるよう匂いを辿ってくる。」
「そうか、匂いが分かるのか。恥かしいな。」
「大丈夫。加齢臭はしないよ?」ミウロは笑っている。
「そうか。良かったまだ20歳だからな。」
「20歳!若いんだね。俺は12歳だ。今後もよろしくリールさん。」
「ああ、よろしく。どこでとは、約束出来ないが、探してくれ」
「わかった。俺は帰るよ。子供達が待ってるからな。」
「そうか。犯罪者達がいるみたいだから気を付けろよ。」
「うん。いっぱいいる。新しく変な奴らも来たから気を付けるよ!じゃあね!」
ミウロは帰っていった。
「新しい変な奴らってゾロダロン商会か?」
「多分そうなんじゃない?」ユリカは言う。
「良い出逢いになったな。」
「あの子にとってね」
「そうだな。金貨を落とすなんて気を付けないとな。」
「本気で言ってるの?」
「ん?何がだ?」
「そうね。気を付けなさい。」
「ああ、気を付ける」
2人はミランダレ商会のホテルへと帰っていく。
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