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冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜  作者: 茄子の皮
第2章 王都編 ②新たな出会い
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魔道具店 ココラーン

pv数は上がってきましたが、評価が上がらない。

 リール達は、ユキの実家へ向かう途中、屋台で昼食を買っていく。


「いろんな物があるな」


「そうだね。アストロに無い物も多いね。」


「ユキさん。お土産って何が良いんだ?」


「気にしないで良いのよ。これだけ食べ物があれば十分よ。出来たら魔道具の依頼をしてくれたらありがたいわね。」


「そうか、なら行くか」



 時刻12時20分


 魔道具店ココラーンと看板がある店。


「ここよ」ユキが扉をあける。


 客は誰もいない。テーブルの奥に男性が一人だけいる。


「ただいま」


「いらっしゃい。おお!ユキか?」170㎝ほどの黒髪の男性が言う。


「ただいまお父さん。こちら私が今いるパーティーのリール君とユリカちゃん。」


「こんにちは」2人は頭をさげる。


「おお!こんにちは。ユキの父のスライドです。ユキがお世話になってます。」


「いえいえ、ユキさんは魔法の師匠なので、お世話になりっぱなしですよ。」


「強くて優しい人だ。そうですか。迷惑かけてませんか?ほらユキはいろいろあるから」


「大丈夫です。問題ありません。」


「そうか。ありがとう。おお!そうだ!母さん!母さん!」スライドは奥の扉を開け呼んでいる。


 バタバタバタバタ


「はいはい、何ですか。大声出して。あらユキちゃん帰ってきたの。」

 

「うん。ただいまお母さん。」


「こんにちは」リールとユリカは頭をさげる。


「うん。元気良さそうね。こんにちは。私はオリービアです、よろしくね」小柄な黒髪の女性だ。


「それでどうしたの?アストロで働いていたんじゃないの?」


「うん。リール君とユリカちゃんとパーティーを組んで【ザンバード】として働いているの。」


「パーティーを。大丈夫なの?」オリービアは心配そうに見る。


「大丈夫よ。リール君達は強いから。」


「リール君?君ランクは?」


「Dランクです。」


「Dランク。ちょっと見ても良い?」


「ん?ええ良いですよ。」


 オリービアの目に魔力が集まる。鑑定魔法だ。オリービアは教会と同じ鑑定魔法が出来る。


「レベル57、それよりも体内魔力量が凄いわね。SランクいやSSSランクでもこんなのあり得ないわね。」


「レベル1つ上がったな。」


「そうね。今それどころじゃなさそうだけど。」



 オリービアは魔法を止める。



「ありがとう。とてつもなく強い事は、わかったわ。ユキちゃんをよろしくね」


「はい。任せてください。」


「ふふ、前の人と違って余裕のある人ね。ユリカちゃんが関係してそうね。そうだ!お昼食べたかしら?」


「いいえ、いろいろ買って来たので良かったらどうぞ」リールは買ってきた食べ物を見せる。


「そうなの。なら家で食べましょう。お客さんなんて来ないんだから。」


 スライドは入口の鍵を締める。


「こっちよ。」テーブル奥の扉からユキの実家へと入る。


 大きなテーブルに買ってきた食べ物を並べる。肉料理、野菜のサラダ。米料理、麺料理、パンなど様々な料理が並ぶ。野菜ジュースやフルーツジュースも買ってきている。合計銀貨5枚ほどだ。


「凄い量だな。お金は大丈夫なのか?」スライドが聞いてくる。


「はい。少し余裕が出来たので。」


「そうか。まだDランクなんだから慎重に使うんだぞ。」


「はい。ありがとうございます。気をつけます。」


 スライドは鑑定結果を知らない。


「お父さん。リール君は大丈夫よ。知ったら恥ずかしくなるわよ?」


「何がだ?」


 パン!


 オリービアは手合わせ鳴らす。


「それよりも早く食べましょう!」


「いただきます。」



 5人は食事を始める。



「美味しいな」


「うん!」ユリカも笑顔で食べている。



「お父さん?今ってあんまりお客入ってないの?」ユキは聞く。


「ああ、ゾロダロン商会から入荷をきられたんだ。」


「なんで?」


「もっと安く魔道具を作れる所があるからだって。品質が劣るが大量に売るらしい。」


 ゾロダロン商会は冒険者ギルドで魔道具を売っている。個人ではなかなか冒険者ギルドで売ることはできない。


「そうなの。」


「今大きな所は、ミランダレ商会だな。魔道具は力を入れてないが、高品質重視で買ってくれている。」


「ミランダさんの所か。」リールは言う。


「ミランダさんを知っているのか?」


「はい。副店長のサンクさんを護衛任務してきました。その縁で知り合いました。」


「そうか。ミランダレ商会は良いな。ゾロダロン商会は稼いではいるが人として好かん。ミランダレ商会にもっと大きくなって欲しいものだ」


「そうですね。」


「しかし、お金がないとどうしようも無いんだ。店の隣に工房があるが、仕事が無いから職人達に給料も出せない。給料補償しているが、来月には解雇しないといけないかもな。」


「仕事の依頼しても良いですか?」


「リール君が?」


「はい。欲しい物が出来るか知りたくて。」


「良いぞ!家の職人達は腕は確かだ。頑固で他を追い出された奴も多い。大抵の事は出来るだろう。」


「分かりました。食事が終わったら相談させてください。」


「良いぞ!ならさっさと食べてしまおう。」



 食事を続ける。


 全ては食べきれず、残りはオリービアのマジックボックスへ入れる。劣化の速度が1/100になる魔法がついている。



「それじゃ店で相談するか!職人のリーダーも呼んでくる。店で待っててくれ。」


 スライドはリーダーを呼びに店を出ていく。隣の工房は宿舎も一緒になっていて、職人全員が住んでいる。



 時刻午後2時。


 魔道具店ココラーン内にて相談が始まる。




毎日朝7時に次話投稿しています。


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