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冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜  作者: 茄子の皮
第2章 王都編 ②新たな出会い
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王都の冒険者ギルド

こんな流れが好きです。

 王都到着の翌日。


 時刻9時


「よし行こうか。」


 リール達は冒険者ギルドへ向かう。部屋はまた予約して確保している。



「リールさん。王都のギルドマスターに魔族将軍ドラージュの報告をまずしましょう。」


「わかった。ケイン頼む。」


「わかりました。誰かに絡まれても大人しくしてくださいね。」


「わかった。」


 絶対ですよ!とケインは念をさす。



 冒険者ギルドについた。


 アストロの冒険者ギルドの30倍以上の規模で中には500人以上の冒険者達がいる。

 


「俺達ホワイトペガサスが受付に行くので待っててください。」


「わかった」


 ケイン達は受付に報告へ行く。ドラージュは渡している。



「どこか見るか?」2人に聞く。


「面白そうなのやってるよ?」ユリカは端の方を指さす。


「ここでは力試しでいろんな事をやってるのよ、見に行く?」


 リールとユリカは頷き、3人は見に行く。


「魔法勝負や格闘、剣術などがある。」


 賭け事もあり、冒険者ギルドが運営している。


「誰でも出来るのか?」


「ええ、冒険者なら誰でも出来るわよ。」


「稼げそうだな。」


「おいおい!ここは女を連れて遊ぶ場所じゃねぇんだよ」と野太い声の身長180センチほどの横に広い大剣使いの男が声を掛けてきた。


「何だお前は?」


「お前じゃねぇ。キックルさんだ。」


「キックルさん何か用か?」


「女を連れて来てイチャイチャしやがって!弱いクセに女を連れているのがムカくんだよ!」とキックルは怒っている。キックルのパーティーは男4人パーティーのむさ苦しい男達だ。


「またやってるよ。」

「次の犠牲者はあいつか?」

「御愁傷様」と声が聞こえてくる。


「はっ!弱虫が!こんなデカイだけのやつより俺達と酒でも飲もうぜ!」とユリカへと手を伸ばす。


 メキメキ!


 リールはキックルの腕を掴む。


「痛!やんのか!」


「ああ、やろう何をやる?」リールの雰囲気が変わる。


「あれだ」


 1対1の格闘戦!

 ルール。身体強化の魔法以外の魔法禁止。膝を地面につけるか、負けを認めたら敗北。武器の使用あり。


「賭けもあるぞ?自分にかけたらどうだ?」


「いいだろう。」


「受付に行くぞ!」



「それでは15分後にこのリングまできてください」受付を済ませる。


 目の前に6メートルの正方形のリングがある。リング外に出ても敗北だ。観客席まである。


「またキックルに稼がせて貰うか。」

「キックルがAランクでリールがDランクか。本命だな」と周りの冒険者や商人がキックルに賭け始める。


「リールどうするの?」ユリカが聞いてくる。


「まだ分配してないが良いか?」と金貨29枚を出す。


「「もちろん!」」と2人は笑顔だ。リールは自分に金貨29枚賭けに行く。


「リールさん!何やってんですか!」とケイン達が慌ててやってくる。


「あれだ」


「こんだけ賑わってたら分かりますよ。それよりなんで始めてんですか!」とジュリアにケイン達はお金を渡し、ジュリアは賭けにいく。


「こんな美味しい本命無いじゃないですか!どうせキックルのやつにユリカさんかユキさんを何か言われたんでしょ?」


「そうだ。」


「予想通り」


「何か言ったか?」


「いいえ何も。」


「そうか」

 


「よう!リール!」とミランダが呼び掛ける。サンクを連れて。


「面白いことやってるな?勝てるのか?」


「もちろん」リールは答える。


「サンクも勝てると思うか?」


「はい。私は金貨200枚賭けさせてもらいました」


「おいおい早いな!私も賭けるぞ!金貨1000枚だ。サンクよろしく。」


「分かりました」サンクは離れていく。


「こりゃ面白いことになるぞ!」ケインは小声で呟く。



 リールを知っている冒険者がリールへ挨拶にくる。


「リールさん!王都にきたんですね!」たまにアストロにくるAランク冒険者だ。


「ああ、遊びにきた」


「Dランクって嘗めているやつらが破産しますよ。」と笑っている。


「それではアストロにいた商人や、リールさんの事を知っている人は皆リールさんへ賭けています。よろしくお願いします。」


「ああ、見ていてくれ。」


 

 Dランク リール 倍率134倍 VS Aランク キックル 倍率1、01倍の幕があがる。



「さぁ!始まりました1対1の熱き戦い!今回はDランクVS Aランクといったレベル差のある勝負になりました!」司会の男性が盛り上げる。


「Aランクのキックルが女性を連れている冒険者にいちゃもんをつけること今回で76回!モテない男は辛い!」司会は泣き真似をしながら言う。


「うるせぇ!」キックルが声を上げる。


 観客は笑っている。



「さあ!今回の犠牲者は2メートルを超える白髪の巨人!Dランクのリール!Dランクの彼がどんな戦いを見せてくれるのか!倍率は134倍の高配当だ!」


「さあ!いよいよ時間です。身体強化の魔法以外の魔法は禁止。武器の魔道具の使用も禁止。武器はなんでもあり!怪我しても自己責任!さぁ!いよいよ開戦です!」


 リールとキックルはリング上で向かい合う。



「は!よく逃げなかったな!」


「当たり前だ。モテない奴には負けない」


「ふざけやがって。」キックルの額に血管を浮かべている。



「それでは時間です。スタート!」


 カン!


 鐘がなり試合が始まる。


「一撃で終わらせてやる」キックルは身長ほどもある大剣を取り出しリールへ斬りかかる。


「30000か」リールは身体強化に魔力3万使い、攻撃力、守備力を30段階上げる。


 リールは仁王立ちで動かない。



「おっと!リール動けない!このまま死んでしまうのか!」


 バギャャャン!


「は?」キックルは目を点にする。


 大剣が粉々になり柄だけになった。


「ずいぶんと脆い剣だな?」


「いやいや。ええええ!」キックルは慌てだす。


「なら肉弾戦だ!」キックルは殴りかかる。


 リールの腹に拳を打ち込む。


「ぎぃやぁぁぁぁ!」



 キックルの悲鳴が響く。


 殴りつけたキックルの拳が粉砕された。


「こっちから行くぞ!」


 リールはキックルの両肩に両手を乗せ力を込める。


 キックルは地面に這いつくばった。肩、両足は骨折した。



「勝者!リーーール!」司会の男性が勝利を宣言する。


「よっしゃーー」

「うわーーー」

 対象的な歓声が飛ぶ。


「リール選手どうでしたか?」


「ああ、余裕だ。」


「そうですか。最強のDランクがここに誕生です。またの試合に期待しましょう!」



 試合は終わった。



 リール達は受付で配当金を受けとる。


 いろんな冒険者や商人からお礼を何度も何度も言われる。


 リール達金貨3886枚。


 サンク金貨26800枚。


 ミランダ金貨134000枚。


「もう働く必要ないな。」リールは呟く。


「ありがとうな!」ミランダか言う。


「儲けたからか?」


「それもあるが、あれだ」と指をさす。


「あの落ち込んでいるやつが、王都1番の商会、ゾロダロン商会の会長だ。キックルを使って稼いでいたのだろう。」


 ゾロダロン商会は武器や防具など冒険者達が必要な物を中心に商売している。賭けで儲ける為にいろいろな手を使っているのだ。キックルがいちゃもんつけるのもゾロダロン商会の依頼なのだ。


「かなり負けたみたいだな。」


「そりゃな。1、01倍なら金貨100万枚は使っただろうな。」

 

「そうか、面白いな。」


「ああ、面白いよ!」ミランダは笑顔で答える。



 リング上


「メガヒール」僧侶のマリオンがキックルに回復魔法をかける。


 キックルが回復し、起き上がる。


 マリオンを見てお礼を言う。


「好きです!大好きです!結婚しましょう!」キックルが愛の告白をしている。


「何やってんだ?」ケインは呆れている。


「え?ごめんなさい。弱い人は嫌なの。」マリオンは断る。


「強くなります。」


「リールさん以上ね。」マリオンは告げる。


「リールに勝てば良いですか?」


「ええ、良いですよ」


「分かりました。おいリール!」


「ん?」


「パーティー戦だ!」



 パーティー戦?




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