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ゴブリンの子供 お得な男

よろしくお願いします。

 リール達4人は、ゴブリンの子供が奥にいる横穴を歩いている。


 リールは、透明な毒の壁を魔法で作り4人を囲んでいる。風と毒魔法の複合魔法だ。


 リールとダンが前衛。スーズとユリカが後衛。


「リールさんは、何でこんなに強いの?」とスーズが聞いてくる。


「うーん。なんだろう?それなりに頑張ったからかな?」


「凄く頑張ったんだろうな。」とダンはつぶやく。


「楽して生きて行くために、努力は必要だ。死にたくないからな。後は身体か大きいのは運が良かったな。」


「確かに。大きいと強いイメージがありますね。でも魔法はどうして強いのですか?」


「たぶん魔力量が多いのは、知らぬ間に身体強化の魔法を使っていたから増えたのだろう。ちゃんとした魔法を使ったのは、ここ3日くらいだな。」


「3日でこんな魔法が?」


「ああ、イメージに魔力を込めると出来る。今ならライトと毒の壁をイメージして使っているぞ?」


「凄いですね。私もそんな魔法使えますか?」


「それは解らないな。魔法使いの先生では無いからな。ユキさんが師匠だから聞いて見るといい。ギルドで銀貨5枚で講習もしてるみたいだから、今回の報酬で1回くらい受けて見たらどうだ?」


「そうですね。ユキさんに聞いて見ます。」


「リールさん!強くなるにはどうしたら良いんだ!」とダンは聞く。


「自分の力不足が嫌に成る程思い知ったから、強くならないとパーティーの皆を守れない。」


「そうだな、身体強化の魔法は使えるか?」


「いや、魔法は全然出来ない。」


「最初は誰だってできないさ。俺だって最初から出来た訳ないからた。成長したらこのくらい出来る様になったんだ。」


「どうすれば良いんだ?」


「俺はイメージだな。力が強くなるイメージ。身体が固くなるイメージ。足が速くなるイメージかな?」


「わかった。少しずつやってみるよ」


「ああ、頑張れ。もうすぐ奥だな。」



 最深部についた。


 覗くと広さ10メートル四方ある。ゴブリンの子供と普通のゴブリン100匹くらいいた。


「これはキツイな。」


「リールどうしたの?」とユリカが聞いてくる。


「恐らく上位種のゴブリンがいると思う。これは広すぎる。」


「ゴブリンだろ?横穴の道が狭いから大きい魔物は居ないとおもうが。」とダンは言う。


「言われて見ればそうだな。行くか。ポイズンウインド」とリールは唱え、中を毒の風が吹き荒れる。



「なんだこれは!!!」と中で声がした。



「なんだ?」とリールは中の毒を無毒化した。



「今度は神聖魔法だと!くそ!身体が!」と男は騒ぐ。



 ゴブリン達は絶命していた。



「おい!誰かいるのか?」とリールは聞く。


「お前がやったのか!」と頭に角と背中羽か生えた男がいた。


「まじょく!」とスーズは焦りながら叫ぶ、


「まじょく?」


「ま・ぞ・く」スーズは顔を赤くする。


「あれが魔族か。初めてみたな。おい!何をしている!」


「オーガ達はどうした!お前が倒したのか!」


「なんだ。話を聞かない奴だな。そうだ!倒したぞ!」


「な!こんな所でオーガを倒せる奴がいるのか!くそ!」と魔族の男は騒ぐ。


「リールさん、逃げるのか?」ダンは聞く。


「強いのか?」


「強い。Sランクの冒険者パーティーが相手するレベルだ。」


「倒したらどのくらい貰えるだろう?」


「え?お金で?」


「そう。お金。わかる?」


「前聞いたのは、金貨10枚だったような。」


「へー。面白そうだ。」リールは笑顔になる。


「やるの?」ユリカは聞く。


「ああ、あれを倒せば仕事を辞めれる。」


「一人で行く。後ろで3人待っててくれ。」とリールは向かっていく。


「は!人間ごときに俺がやられるか!お前のランクは!」


「Dランクのリールだ。」


「Dランク?ははは!Dランクが俺の相手なるか!俺の名はドラージュ!Sランクパーティーを5組は倒してまわっている!Dランクごときに負けるか!」とドラージュはリールに向かって走りだす。


「ウインド」とリールは風を送る。


「は!こんな風で何が出来る!」風の中ドラージュは走ってくる。


「即死」とリールは魔力を込めて叫ぶ。普段の1000倍魔力10000ほど込める。


「は!そんなの効くか!俺の魔法防御力は2000を越えてんだよ!」


 魔法攻撃力が2000以上ないとダメージを受けない。


「お前戦士だろう戦士の魔法なんか俺様が」


 ズザザザザ。地面の上をドラージュが滑っている。


 ドラージュは動かなくなった。


「なんだ?大丈夫か?」


 返事がない。絶命している。


「終わったな。汚そうだな。除菌!」と魔力を込める。ドラージュをマジックバックにしまう。

 


「思ったより、あっけないな。ゴブリンの耳取るか?」


 スーズとダンは頷き、ゴブリンの耳を集めている。

 


「弱かったね?」とユリカは聞く。


「そうだな。これで金貨10枚なのか?簡単な仕事だったな。」


「もう冒険者辞めるの?」


「お金が入ってから考えようかな。まずは無事に帰るだけだな。」


「そうだね!王都には遊びに行こうね!」とユリカはリールに寄りかかりながら笑顔で話す。



 ゴブリンの耳を集めている2人。


「なぁ、リールさんって何者だ?」ダンはスーズに聞く。


「さぁ?ここまで来ると怖いわね。」


「俺は憧れるな。あんなに強かったら、勇者より強いかもよ?」


「そうね。その辺のSランクパーティーより強いでしょうね。」


「少しでもリールさんに近づくのを目標にしよう!」


「無理とは言いたく無いけど難しいわね。せめて足手まといにならないくらいは、強くならないとね。」


「そうだな。リールさんって冒険者辞めるのか?お金があったら冒険者辞める男って噂だったろ?」


「そうね。その噂は本当ぽいわね。見て!あれだけの戦いをしたのに、全く偉そうにしてないのよ。命を賭けているから、厳しいことも言われるが、可笑しい事は何一つ言ってないからね。」


「そうだな。あんな人になりたいよ。可愛い女の子と一緒に冒険したい。見ろ!なんだあの2人は、まるでデートの様に寄り添って!俺は、俺は、羨ましい!!」


「ハイハイ、あんたには無理よ。なんと無くモテる人じゃないわ。」


「何それ!俺のどこがモテないんだ?」


「余裕が無さそうで、先走りそうな所?」


「おお。」ダンは何も言えなくなった。


 2人はゴブリンの耳を回収し、ゴブリンの死体を燃やす。


 ゴブリンの巣全て討伐完了。


 リール達はユキ達と合流し街へ帰還する。



毎日朝7時に次話投稿しています。


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