勇者パーティーピンチ
ミルスの家族が来てから1週間たち、街は平和に過ごしていた。ミルス親子は、毎日ロンダール南東地区を観光して過ごし、街に馴染んで来たようだ。
「カリファちゃんが有名になってるみたいだな。」
俺はユリカに聞いて見る。
「そうね。カリファちゃんが甘味処トルトで働き初めてから、売上が上がっているそうよ。」
ユリカが毎月の売上納税を見ながら話す。
ロンダール南東地区ができて3ヶ月、困難な店もあるが、納税額が莫大にリールの元に入って来ている。
ロンダール南東地区を納める貴族マルコス・ユートリアの妹で、税金担当のクイナ・ユートリアがこの納税から税を徴収するのだ。
「毎月小金貨10枚の儲けか。これでまだまだ発展途中なのは、将来いくらになるんだろうな。」
小金貨10枚は、一般人の給料が毎月小銀貨10枚なので1000倍になるのだ。
「そうね。そう言えば、ギルド新聞で勇者が敗北したらしいよ。」
ギルド新聞とは、冒険者ギルドが発行する新聞で、危険な魔物や、有名なパーティーが紹介されている。
「ほう?魔族の進行が早いみたいだな。なになに、グランザスまで攻め込まれたのか。」
魔族領付近の街グランザス。SSランク冒険者の多くが拠点にしている街だ。勇者パーティーが負傷して、グランザスで療養しているらしい。
「グランザスってリールのお爺さんがいる場所だよね?」
「そうだね。あのじいさんは、戦闘大好きだからあんな場所にいるんだよ。」
リールを特訓と言って小さい頃に、魔物と戦わせるじいさんだ。その反動で父さんは、商人になってしまった。
「行ってみる?」
ユリカが見てくる。ユリカは、行きたいのだろう。
「そうだね。結婚の報告もしないとね。」
リールとユリカが結婚することは、祖父母も知ってる。子供の頃の約束だが、ちゃんと報告には行きたいのだ。
そんな話をしていると扉が叩かれた。
リールが出ると、ホワイトペガサスのケインがやってきた。
「リールさん!一緒にグランザスに行きましょう!」
ケインが涙ながらに話している。なんでも、勇者が負傷したので、SSランクのホワイトペガサスがグランザスへ応援に行かないといけないのだ。
「お願いします!俺達だけじゃとても魔族に勝てません!リールさんにも指名依頼が出ています!ギルドで受けて行きましょう!」
ケインが一枚の依頼書を見せてくる。王都から物資の輸送依頼だ。ホワイトペガサスとザンバードの2パーティーへの指名依頼になっている。ホワイトペガサスは、強制だがザンバードは強制じゃない。
「もともとグランザスに行こうと思っていたからな、行くのは問題ないな。いつ行くんだ?」
依頼ついでにじいさんに会ってこよう。
「いつでも大丈夫です!馬車は用意されてます。その馬車も依頼報酬に含まれているので好きにしていいそうです。」
馬車まで報酬なのか。それほど危険な依頼なのか。馬車が破壊されると思っているのだろう。
ユリカは、ユキに連絡してグランザスへ行く事を伝える。
今日1日準備に時間を使い、食料を確保した。
翌日、ザンバードとホワイトペガサスのパーティーは、グランザスへ出発した。
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