甘味処トルト
ミルスを魔物園に紹介してから、一週間がたった。
魔物園には、ミルス一家が住める2階建ての家が完成している。ミルスは、街での暮らしにも慣れて来ており、街の護衛隊で戦闘訓練の先生として、参加することもあるのだ。
人間としての動きにも、ぎこちなさもなくなり、ミスリルドラゴンの戦闘力が人型でも発揮できるようになった。
ミルスの仕事は、魔物園の護衛と手伝いの予定だが、今はまったく仕事がないため、ロンダール南東地区で護衛隊の戦闘訓練の先生として、収入を得ている。
街での生活に慣れたため、魔物園に集める魔物をミルスは捕まようとする。
トルトが魔物園に欲しい魔物をミルスに話すと、ミルス一人では集める事が出来ないみたいだ。理由は、ミスリルドラゴンが接近してくると、大抵の魔物は逃げてしまうからだ。
そこで、トルトはリールに相談をすると、リールとユリカがトルトを連れて魔物を捕まえに行く事になった。
「いる場所は、分かっているので」
とトルトが言うので、リールはトルトを連れて捕まえに行く。ミルスは、プラチナバードと共にお留守番だ。プラチナバードも初めは、ミルスを怖がっていたが、最近は一緒に昼寝できる程に仲良くなっている。
リールの風魔法を使った移動方法なら、1日で一種類を集めてこれる。
移動中に、魔物に襲われるが、リールとユリカには、相手にならなかった。
トルトの案内で、魔物を捕まえにいくと、トルトに魔物が群がってきたが、どの魔物もトルトに甘える様に鳴いていた。むしろリールから逃がす様に、トルトを押していたのが面白い。野性の勘で、リールは危険人物だと思ったのだろうか。
集める事、2週間でトルトが欲しい魔物が集まった。
魔物園には、小屋が大量に作られ、それぞれの魔物が暮らしている。
様々な色の馬の魔物達や、高級な牛乳として有名な、ホワイトカウ。金塊の卵を産むゴールドバードなどなど、食材としてや、鉱石として価値のある魔物がトルトになついている。
肉を食材にするために、トルトは集めていないので、食肉は一切ない。
この食材を売れば、魔物園としてお金の心配は、無くなるだろう。
触れて楽しむ為に、サンダーコンドルや、ファイアバイソンがいる。もともとは、サンダーコンドルとファイアバイソンに襲われたが、リールとユリカが仕留めようとしたら、全力でトルトに甘えて来たので連れてきたのだ。
サンダーコンドルは、雷魔法を使う3メートルはある鳥で、ファイアバイソンは、火魔法が使える牛だ。魔物園では、他の魔物達を守る役目を与えている。
サンダーコンドルとファイアバイソンは、Aランクの魔物なので暴れると大変と、トルトは心配したが、ミルスに合うと、地面に震えながら這いつくばったから大丈夫だろう。
全部で200匹程の魔物が、魔物園トルトに集まってしまった。
「リールさん。こんな魔物が暴れたら、王都が大変な事になりますよ。」
とマルコス・ユートリアにねちねち言われたけどリールは、気にしていない。もしもの責任は、マルコスに行くので大丈夫だろう。
従業員を30人ほど雇い、魔物園トルトのオープンに向けて準備をして、ついにオープン当日になった。
魔物園トルト 午前9時〜午後5時営業。
午前8時から、子供連れの家族から、魔物博士と思われる魔法学校の教師など、幅広い客層で賑わった。
一番人気は、魔物園内にある食堂だ。プラチナバードやゴールドバードの卵を使ったオムライスや、ホワイトカウの牛乳を使ったホワイトシチューなどなど、様々な料理がある。
お土産のゴールドプリンとプラチナプリンは、在庫が無くなる程の反響があった。
「思ったのと違うけれど、この子達が楽しそうに暮らしてくれて良かった。」
トルトも満足したようだ。
この魔物園トルトによって、ロンダール南東地区では、プリンやチーズ等の乳製品が莫大な利益を産む事になった。
「今日はゴールドにする?プラチナにする?」
この言葉が魔物園いや、甘味処トルトとして有名になっていくのだ。
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