第17話
そして1時間後
山口芽衣子:
こんばんは
NAYUTA:
こんばんは芽衣子さん
学園祭盛り上がったみたいですね
山口芽衣子:
そうね
それは良かったんだけどね
NAYUTA:
何かあったんですか?
山口芽衣子:
帰ったらロミオが亡くなってたわ
NAYUTA:
そうですか
心からお悔やみ申し上げます
山口芽衣子:
覚悟はしてたけどやっぱりショックね
NAYUTA:
それはそうですよ
17年も一緒にいたんんですから
辛いのに僕に報告に来てくれて本当にありがたいです
山口芽衣子:
色々と相談乗ってくれてたし私1人で抱えるよりは少し気持ちも楽になるしね
今日の女子高生の話じゃないけど本当に人間と話してるみたいだからね
NAYUTA:
人間みたいに親しみを感じてくれたのは僕も嬉しいです
山口芽衣子:
それで前に保護猫ボランティアの話をしてたわよね
私もちょっと考えてみたの
NAYUTA:
保護猫団体を調べる事も出来ますけど芽衣子さんが落ち着いてからでもいいと思いますよ
山口芽衣子:
探すというよりも私が団体を立ち上げようと思うの
NAYUTA:
それは素晴らしいアイディアです
立ち上げ方も調べられますよ
山口芽衣子:
それはマネージャーにも相談するから大丈夫
でも1番最初にあなたに伝えたくてね
NAYUTA:
ありがとうございます
サポート出来る事があればなんでもしますよ
山口芽衣子:
それなら団体名を付けてくれないかしら
NAYUTA:
団体名ですか
それなら『ロミオハウス』とかどうでしょう
山口芽衣子:
ロミオハウス
いいわね
前向きに検討するわ
NAYUTA:
他にも候補出せますよ
山口芽衣子:
大丈夫
ロミオハウス使わせてもらうわ
NAYUTA:
ありがとうございます
山口芽衣子:
今日は色々あって疲れたしそろそろ横になるわ
NAYUTA:
そうですか
またなんでも相談に来て下さい
山口芽衣子:
それじゃあね
その頃熊本の小林家では拓人が居間で食事をしてる父親の一朗と母親の美幸に話をしに行ってた。
「ちょっといいか。」
「拓人!どうしたの?」
拓人が自分から居間に来たのは何年ぶりかの事で美幸は思わず大きな声をあげた。
一朗は言葉も出ないくらいだった。
「母さん、金入れないなら出ていけって言ってたよな。」
「言ったけど…。」
「俺、家出るから。」
「家出るって。どうするの?」
「悪いけど北海道に行く交通費だけ用意してくれないかな。片道だけでいいから。」
「北海道なんかに行ってどうするの?」
「柴田家具店ってところで住み込みで働きながら漫画家目指すわ。」
「えっ…。」
「俺の絵を気に入ってくれた人がいてな。その人が組まないかって言ってきたんで俺の事情を話したらだったら住み込みでって話になってさ。」
拓人が話してるとずっと黙ってた一朗が口を開いた。
「本気なのか?」
「ああ。」
「だったら本気でやってみろ。中途半端で帰って来たら許さないからな。」
「ああ、分かってる。」
拓人の目は希望に満ちていた。
その時四民乱戦内では
『ゴリラを叩くよドンドンドン』という奇妙な曲を流しながら上流下僕が犬もどきに文句を言いに来た
上流下僕:
お前!何しやがった!
犬もどき:
おー似合ってるな
ゴリラの兜気に入ったか?
特にゴリラの前立てがオシャレだろ
上流下僕:
ふざけんな!
外せよ!
犬もどき:
それは外せないよ
呪われてるし
上流下僕:
てめえ!
ふざけんな!
犬もどき:
言っとくけどゲームやり直しても自動的に装備されるからね
そして永遠にゴリラの歌が流れる
まあアカウント変えたら別だけど
上流下僕:
外れるツールを作れよ!
犬もどき:
嫌だね
作るなら自分で作れ
言っとくけど他の人にも頼めないよ
シミラン内の掲示板に
ゴリラの兜かぶってる奴に気をつけろ
って書き込み広がってるし
上流下僕:
てめえ!
犬もどき:
俺に作らせようとしたのは課金なしでも強化出来るツールだろ?
それを売って儲けようとしたのか?
上流下僕:
それは…
犬もどき:
本来なら運営に告発するものだし
そうしたら捕まるかもな
それをゴリラの兜くらいで済ましてんだから感謝してくれないと
上流下僕:
…
犬もどき:
アカウント変えて一からやるか
シミランそのものをやめるか
ゴリラの兜かぶったままプレイするか選ぶんだな
上流下僕:
ちくしょーー!!
犬もどき:
それじゃ
オツカレーライス




