第9話「エドワルド卿の智囊」
第9話「エドワルド卿の智囊」
王都社交パーティ当日。
ガロスの紹介状でエドワルド邸の門をくぐる。
レオンたちは「冒険者パーティ」として目立つが、
俺はあくまで「付き人」として後ろに控える。
華やかな大広間。
貴族たちがグラスを傾け、陰謀を囁き合う。
エドワルド卿は20代半ば、金髪の野心家。
周囲に若手貴族を引き連れ、派手な笑い声。
(ターゲット確定)
若手貴族は「実績」が欲しい。冒険者パーティを自慢に使える。
レオンが大剣を軽く見せびらかす。
「オーク王級を瞬殺しましたぜ」
周囲がざわつく。
エドワルドが興味を示して近づく。
「ほう、噂のレオンパーティか。私の後ろ盾になってみんか?」
レオンが困った顔。
俺が一歩前に出てフォロー。
「光栄です。エドワルド卿の支援があれば、S級連発も夢じゃないですよ」
「夢を後押し」の媚び。若手貴族は野心を刺激されると落ちる。
エドワルドが笑う。
「面白い!今後、私の専属パーティとしよう!」
即契約。周囲の貴族がどよめく。
「エドワルド卿が冒険者を直轄だと…?」
宴の後、書斎での密談。
エドワルドが本音を出す。
「実は困ってるんだ。公爵アルフォンスと侯爵ベラルドの両方に取り入らねばならんが、板挟みでな」
チャンス。情報屋の知識を披露。
「公爵は伝統重視。侯爵は商業重視。卿は中立で両方に顔を利かせればいい」
エドワルドの目が輝く。
「お前、詳しいな。誰だ?」
「ガロス商会の情報担当です。レオンパーティの雑用係」
地味な役職で油断させる。
「雑用?笑えるな。だが使える。お前を私の情報担当に任命する!
報酬は金貨100枚。公爵・侯爵ルートも開拓しろ」
地位爆上げ。情報屋から貴族智囊へ。
翌日、ガロスに報告。
「人間さん、エドワルド直属だと!?王都情報網完全制覇じゃねえか!」
装備全品半額+王都商会優先枠。月収金貨200枚確定。
パーティ一同、新装備で大喜び。
レオン:「貴族の後ろ盾+金力。最強じゃね?」
ミレイ:「情報網が戦闘より有用ね」
ルナ:「あなたのおかげです!」
サラ(王都支店)からも連絡。
「S級依頼無制限よ。エドワルド直属ならね」
夜、エドワルド邸の応接間。
「人間、次は公爵アルフォンスだ。伝統派の機嫌を取れ。
報酬は領地10%よ」
金貨1000枚クラスの話に。
ステータス高いおかげで観察と交渉が成立。
でも最大の武器は、誰にでも媚びられる柔軟性。
次は権力そのものを手に入れる。




