内戦
内戦とは、国内での覇権を争って殺し合うのだ。今日殺すのは昨日の親友かもしれない。
本業である建設業の現場では、ミャンマーから研修生という名目で出稼ぎに来ている人達と、共に働くこともある。
彼らは言う、
「日本に来ることが決まったその夜に、村の友人達に襲撃された。国に帰れば殺されるんだ。もう帰りたくない。」
ミャンマーでは内戦が続いている。その友人達は、戦いから一人逃れようとする彼のことが許せなかったのだろう。
彼の住んでいた村を流れる川には、戦闘で殺された民間人がいつも流れてくるという。
彼等は爆弾で頭が吹き飛ばされても身元が分かるように、常にポケットに自分の名前を書いた紙を忍ばせている。この平和な日本にいても、その習慣は抜けないそうだ。
政府と革命軍が戦う構造だが、その裏にはそれを扇動し援助する大国が必ず存在している。だから、戦う理由などは大抵が捏造された大義名分に過ぎないのが普通だろう。世界中の戦争、紛争…その殆どに関与しているのがUSAだ。民間人に大量の武器弾薬など調達出来るはずがない。
それが日本国内で起こるとすると、政府側と革命側それぞれに、それを支える大国が居るという事だ。明治維新の時の様に…。
何れにしても、死ぬのは日本人、徳をするのは外国人となる。
この構図だけは、許容出来るものではない。それだけは許せない。血を流すのは良しとしても、それはより良い日本の未来の為でなければならないと思う。
僕等の子供達や孫達に、平和な世の中が残せるならば、喜んでこの命を差し出そう。




