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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
☩ BIRTH ☩

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〘☩〖89〗☩〙

「かなり、この世界の作りっていうのは思っている以上に複雑なんですね」


「どうなんだろうね。複雑そうに見えて案外そうでもないっていうことだってあるわけじゃん?真相に行き着くまでは何とも言えないところではあるよ」


「………………………………………で、並行世界やその仕組みについては今の私達にとっては、そこまで深く考えている事じゃないんですが………刹那さん。なんで、私達との接触を試みようとしたんですか?」


「こっちの世界線との繋がりも持っておかないとね。別に美紅達にちょっかい掛けたいなんて思っちゃいないよ。第一、私はU-Worldで美紅にボコボコにされた上で死んじゃったんだから。色々と考えとか、そういう価値観の違い………諸々の都合によって離れることになったし。私は結果として総督府というのを堂々と裏切って最前線組に喧嘩を売ったという形になった。そんな場所にいちいち足を運びたくないのが本音だし、誅殺されたはずの裏切り者が、平然と総督府をフラフラしていたら、騒ぎが起こって面倒事にも繋がる。そうなると、私個人としても都合の悪い状況になってしまうわけだ」


「では、刹那さんが総督府に姿を現したり、こっちの世界線に干渉しているのっていうのは…………結構な重要な理由があるっていうことですよね。そうじゃなかったら、変にリスクも背負う必要も無いので、色々なリスクを背負ってまで、私達に接触しないといけない理由があるんでしょうし」


「そうそう。だから、あえて夜という時間帯を選んで任意の並行世界に自分を含めた特定の人物や物を飛ばせる術式………これが夜じゃないとピンポイントで狙った座標に飛べないんだよ。日が出ている時間帯になると、若干座標がズレるんだよ」


「ちょっとくらいズレても問題無いような気がしますけどね」


「世界線間の移動ってなると、物理法則なんかも一時的に崩壊することにもなるから、その微妙なズレっていうのが地中になったりするわけだよ。今座っている場所から1メートル離れた場所ってなると、どっかの通路の端とかになるんじゃなくて、今の場所の上下左右……もちろん、地中や壁の中までもが対象になる。ズレた時に壁の中や地中の中に転移したら危ないでしょ?だから、完全100%でコントロール出来る夜の時間帯に、人が存在しない世界線である天流の現在地を指定したんだよ」


「ち、地中…………生き埋めって事ですか?」


「うん。何も無い平地だとしても、50%の確率では地中に埋まることになるから…………私が使った術式っていうのは日没から夜明けまでの時間に限られてくる。夏場は夜の時間が短くなるけど、冬場なんて夕方の5時くらいには真っ暗になってくるんじゃん?その時間帯からはちゃんとコントロール出来るようになるから、時間を作るなら夜が長い冬場がベストになるしね。冬至から少し経ったくらいなら、一年を通してみれば、まだまだ夜が長い季節だし」


「なるほどっす」

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