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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
☩ BIRTH ☩

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〘☩〖88〗☩〙

「楽しそうだね、綾音」


「「「……………………ッ!!!???」」」



えっ……………?あっ………………?


はぁ·························?


な、なんで…………こんなところに………?



うそ、うそ、嘘嘘嘘嘘……………


有り得ない、有り得ない、有り得ない、有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない有り得ない………


そ、そそそ、そそ、そんな……


なんで、今のタイミングで……………?



「せ、刹那さん………?」


「よっす。不法侵入だけは少し許してくださいな」


「刹那さん!?」


「な、なんで…………天流の………しかも、女子寮に………どうやって………!?」


「色々と術式を使ってね。ちなみに、2時間くらい前から術式使って、ちょっと3人と話す時間を作ろうかなと」


「今じゃなくても……土日とかに適当に時間作れたますよ。こんな夜じゃなくても良かったんじゃないんすか?」


「夜じゃないと使えん術式なのよ。その分効果が絶大な術式だけどね?人殺すとかそういう物騒なヤツじゃないから安心してくれたまえ」



ケラケラと笑いながら私達の前に当たり前のように登場して、対面にあったソファに腰掛ける刹那さん。ソファに座るや否や、胸ポケットからタバコの箱を取り出してタバコを吸い始める。


真紅に染まったシガーを口に咥えて100円ライターで火を付け始める。



刹那さんも100円ライター、使うんだな。


ライターとタバコの箱、そしてiQOSを雑にテーブルの前に置く刹那さん。



「てか…………術式って、なんすか?」


「私達の存在している場所の世界線をズラしているんだよ。一時的に。並行世界っていうのは無限に存在していて、私が今居る世界線よりもこっちの世界線との一致率が高いところは存在する。その世界線にある全く同じ座標に転移している」


「……………てことは、私達はさっきまで居た私達の世界線とは違う世界線にいるって言うことでいいんでしょうか?」


「うん。そういことになるね。本当に僅かなズレしか存在しない世界線を選んで転移して、座標も一緒にして………あたかも、何にも起こっていないような状態を作り出したわけだから」


「な、なるほどです…………」


「世界線によっては世界だけは進行しているが、バグによって人が存在しない………なんて言うんだろ。綾音達が居る世界線を支える柱のような役目を果たしている世界線って言えばいいのかな?だから、建物は綾音達の住む世界線に合わせて増えたり減ったりするけど、支えとなっている並行世界の方には一切人の姿は現れない」


「並行世界にも色々とあるんですね」


「私が暮らしている世界線にも同じように、支えとなっている世界線はセットになっている。概念や理が独立して生まれる世界線には必ず、それらを支えるための世界が必要になるんだよ。詳しいことは色々と調べているところだから………説明はしにくい部分だけどね」

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