re.cord {ninety-four}
「………………ぷぅ」
「ぷぅ、ってなに?」
「千春の時折出てくる鳴き声」
「豚みたいな鳴き声出すの?」
「豚は酷くない?」
「ぷぅぷぅ」
「ぷぅぷぅ」
「同じ名前のヤツに馬鹿にされるの、何からツッコめばいいの?」
「ぶぅー」
って言いながら、優香が私の顎を片手で挟むように触ってきた。
「ひゃっ!!触んなよ!!セクハラだぞ!!」
「同性のボディタッチにセクハラって概念はあんま無いやろ」
「急に女出してくるあたり、なんかウザったいね」
「ねー」
「ちょっ………こらー!!」
「小学生か」
「いや、優姉ちゃんが言える台詞じゃない」
「自覚はあります」
「優香」
「なぁにっ?」
「一回だけで良いからさ、顔殴らせて?」
「一回◯らせて?」
「ド下ネタぶちこむなよ」
「まだ昼なんだけど」
「ちぃねぇ、ツッコみが違うぞい」
「別に夜って決まりないでしょ。朝っぱらから盛ってるお猿さんはいっぱい居るよ」
「言葉選びがなんか……強いんだよな。そもそも語気が元から強いし」
「それが赤城優香だから」
「それだけで納得しちゃう私の思考回路もバグってきたな」
「最前線組に組み込まれた時点でラリってるから大丈ブイ★」
「アンタ等2人が勝手にねじ込んだんだろうが!!」
「「何のことでしょうか?」」
「あー!!もー!!」
「はいはい。祐。深呼吸、深呼吸。吸って~吐いて~」
「ちぃねぇも顔触んなってば」
「プニプニしてる。ほっぺた。可愛い」
「あっ、マジだ」
「ちょっ………!?馬鹿姉コンビ。喫煙所で変なことしてんじゃねぇ!!」
「口悪いのは私達の遺伝子って感じがするわ」
「ねー」
「ねー、じゃねぇ!!辞めろっつってんじゃんか!!」
「どんどん下に行くか」
「おっぱいとか」
「中学生の胸を触るのは同性でも成人したら逮捕案件だわ」
「そんな固いこと言わないでよ」
「…………祐って、まだ胸無いやんけ」
「おい、クソメガネ。とんでもねぇこと言ってるからな?」
「事実じゃん」
「発展途上なんだから。まだまだ大きくなるよ」
「身長でかいのに、胸ちっちゃいの笑うわ」
「うるせぇよ。クソメガネも無いやろ」
「私は無くてもいいから。あっても邪魔だし」
「あー言えばこー言う」
「それが人間だよ」
「優姉ちゃんはいつから人間代表になったんだい?」
「………………………知らん」
「あっ、意外とあるよ」
「おい。触るな。お前が春なのは名前だけじゃなくて頭の中もか?」
「春ってよりもショッキングピンク」
「桜色」
「さくらガール」
「それなNEWSだね。あっ………NEWSと言えば?」
「手越!!」
「山Pでしょ」
「手越、居るじゃん」
「私は手越であっても手越じゃないから」
「急に哲学みたいなこと言わんでよ」
「もう、自分でも何喋ってるのか分かんないレベルになってきた………あぁ、異界貴族九刃8人をまとめるよりも、この2人の相手してる方がしんどいんだけど……どうしよう」
「ぶぅー」
「だから顔触んな、クソメガネ」
「きゃははは~★」
「この2人、三食マリファナなのかな……」




