▩ historia♯ 弐佰壱局 ▩ 〈病みストーリーとかって見てる分には面白いの沢山ある〉
分かんないとか言いながらも分かってる感じが怖いわ。痒いところにピンポイントで届いてるところが怖いもん。
なんでそこが分かるん!?って……ものっそい疑問。
まぁ、女家系育ちだから仕方無いよね。
逆紅一点だから。女の中に男がポツンと居る感じだから。
兄さんも高校の時とか友達とか先輩とかに「なんで俺だけ男なんですかね……」って鬱っぽい感じで聞いていたりしてたみたいだもん。
「性別はどうにもならん」って言われて話は終わっちゃうからね。本当にその通りだからな……確かに、兄さんしか男居ないからね。身内に。
今でも兄さんしか男しか居ないから。子供も娘2人だし、甥っ子がいのりさんのところに1人だけ居るだけだったし。
ゴリゴリの女家系だもんな。シャゼラの子供も見事に女の子だし。なんで兄さんだけ男で産まれたんだろうっていうのは不思議だ。
しかも、誰よりも女子っぽいし。
私の嫌いだった高校の時とかに居るキラキラの一軍女子みたいな奴等。本当に嫌いだったもん。私はスクールカーストとかどうでもいいとか、そんな気にしてなかったから。
ダンス部の女子達から貰ったラブレターとバレンタインのチョコだけ全部断ってたし。ダンス部の女が本当に闇深いんだよ。
てか、身内ぶっとばしてる奴に平気でチョコとか渡して距離を詰めようとしてるのが理解できないもん。そんなクソみたいな関係で成り立ってんだなって思っただけでイラッてきちゃって……全部断ってた。
そもそも、バレンタインなんだから男に渡せや。ダンス部の一軍女子気取ってる奴なら彼氏くらい簡単に作れんだろ。女という生き物自体が男と比べて圧倒的に恋愛しやすいんだから。
特にJKなんてさ。花を羨む女子高生っていう言葉があるくらいだし。
あっ、花も恥じらう乙女か。
なんか変な間違い方しちゃったな。まっ、いいか。
「あぁ~、タバコ無くなるぅ~」
「俺の吸う?」
「嫌、まだ何本かある」
「無くなったらあげるよー」
「お兄ちゃん、大好き」
「…………………………アラサーなんだから考えろよ」
「うるせぇ、そういうこと言うな。本当に恥ずかしくなってくるじゃんか」
「恥じろ」
「怒った。シガーキスしてくれないと怒るから」
「だから年齢考えろって。ソレはお互いに20代のノリでやってんだから。後々千明に色々と言われるの面倒くさかったんだから」
「あのメンヘラオババ」
「お前も十分予備軍だわ。ほぼ確定みたいなところあるわ」
「千明って場に出てなくても飛び火しまくってるよね」
「オバチャンだから気にしない。クリスマスプレゼントに老眼鏡買ってあげないと」
「ゴリゴリに煽ってんじゃん」
「それは俺が去年やったら怒った。ちゃんと本当にあげる用は用意してたけどさ。とりあえず、100均で買った老眼鏡渡したら怒った」
「オバチャン、更年期だから気が短くなってるから」
「気が短いのは昔から」
「「それは言えてるわ」」
旦那に裏でオバチャンオバチャン連呼されているっていう千明さんもちょっと可哀想だなって同情したくなるな。




