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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 佰捌拾局 ▩ 〈HEAVEN's all terminals〉

「はぁ………瑠々も隼人も昔の兄さんと私のような感じだね」


「兄様と姉様の方が全てにおいてもっとえげつなかったですけどね」


「そうかな?」


「そうですよ。馬鹿なんじゃないんですかってくらいに」


「まぁ、何となく自覚はしてるわ」


「どっちも戦闘狂ですからね………戦闘中はどっちも狂っていますのに、戦場から離れるとバカップルみたいな兄妹ですもん」


「普通に食堂のカフェとかで手ぇ繋いで歩いてたからね。恋人繋ぎはしなかったけど」


「それやったらアウトですよ」


「兄さんが許してくれなかった。私がどんだけ駄々こねても「恋人繋ぎは嫌だ」って言われちゃってさ」


「普通は嫌がりますよ。シスコン言えども。しかも、自分と体格変わらない妹となんて」


「それをゆうに超える体格の女に言われたくないわ」


「兄様が軽く見上げて話してるの、面白いですよ」


「私なんて何で妹に上目遣いしなきゃいけないんだろって思ってるもん」


「大きいお目目がクリクリしてますもんね」


「うっさい。兄さんからの遺伝なんだから」


「兄様も顔可愛らしいですもんね」


「兄さん、私のことを知らない人に私のことを話す時「顔は俺に似てる」って言ってるらしいんだけど、時間差で「お前の妹、お前に似てるなら凄い可愛いよね?」って言われるんだってさ」


「それは兄様、複雑ですね………」


「兄の顔が可愛いから、それに似てる妹は可愛いってことらしいね」


「妹を可愛いって言ってくれるのは嬉しい反面、自分の顔が可愛いって理由ですから」


「志乃宮兄妹は男っぽい感じだもんね。隼人はジャニーズ系統の爽やかな感じの顔で、瑠々も完全に隼人の遺伝子モロに受けてる感じがする」


「瑠々はカッコいい感じに仕上がってますよね」


「身長も高いからなおのこと男に見える」


「そんなんなのに隼人のことをにぃにと呼んでいるのが何とも………」


「にぃには流石に面白すぎですわ」



瑠々は隠してるんだもんね。


私は平気で学校で「お兄ちゃん!!」って言って抱き付いていたから。何なら千明さんの前でも「抱っこ!!」って言ってた。


いちいち叫んでばっかりだな。私………


黒歴史とは思っていないけど。自分の心に素直になってるんだから。

後悔なんて何一つとしてない。好きだっていう気持ちを隠して後悔するくらいなら、オープンにして黒歴史覚悟くらいでいた方が私はマシだと思ってしまったタイプですから。


何回希世姉と衝突したことか。どっちの予定を優先するのかって兄さんに何回詰め寄ったことか。でも、兄さんはのらりくらりとかわしちゃうからね。


たんたんと「明日は綾音で、明後日姉ちゃんで」って即座に予定を埋められて何にも言えなくなった。簡単なことをやっているようだけど、実際に直面したら捌けないような事柄だと思う。


大体の奴、焦るだろ。

「んー、どうしよー」から進まないのが大多数だから。こんな即座に選ばないから。ちゃんと1日付き合ってくれたしね。希世姉も満足してたみたいだし。


私の場合は姉弟妹全員が特殊なのもあるか。

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