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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 佰伍拾捌局 ▩ 〈HEAVEN's first turn win〉

「色々やるのは良いんだけど、あんまり余計なことまではしないでよね?」


《千明さん達もくればいいんじゃないっすか?今のところ召喚獣しか出てきてないっすよ》


「はいはーい、じゃあ皆で行くわー」


《うぃー》


「って、ママも吸ってる」


「結憂もじゃん」


「さっきまで車のとこに集まったメンバーでも私とシャゼラ以外はタバコ吸うからね」


「流石にストレス溜まりますよ」


「私も吸ってましたしね。気持ちは分かりますよ」


「シャゼラが吸ってたっていうのが本当に意外なんだよな………こんなお淑やかな喋り方してて、第一印象とかも上品な女って感じなのに。声も綺麗な少年ボイスっていうの?」


「第一印象だけ。深く知ると普通に返り血浴びながらタバコ吸ってる頭イカれてる姉と似てるわってなる」


「そんな姉様に似てますかね?見た目とか全然違いますよ?」


「中身の話ね?」


「あっ、そうでしたね」


「そういうところも似てるんだよな………」


「タバコは流石にもう吸ったりはしないですよ」


「子供がある程度大きくなったら分かんないよー?」


「あぁ……どうなんでしょうね?」



ママ友みたいな会話してんじゃねぇよ。


場所考えろ。場所を。


ここは団地とかマンションの駐車場とか公園じゃねぇんだわ。


戦場!!


戦場でする会話じゃないんだわ。



「シャゼラに似てるもんね~」


「あー、よく言われますねー」


「女の子は割と顔変わったりするけど………あんま変わんなそうな感じかな?」


「結憂も憂依も変わってないですもんね」


「シャゼラ~、シャゼラ~」


「姉様が呼んでる」


「アイツうるさいな。声だけしてもどこに居るのか分かんない」


「おーい!!」


「マジで声デカい。頭悪いんじゃないの?」


「声デカい人って大体頭悪い」


「それは偏見過ぎ。姉様は馬鹿だけど」


「こっち来ればいいじゃん。ギャーギャー騒いでたら変なの来るかもしれないのに」


「あっ、居た」


「………………………なんか、服の色変わってない?」


「変わってますね」


「何してんだよ………」


「全身に返り血浴びまくって何してんだよ……」



目の前から歩いてきたのは全身血塗れの綾姉さんだった。


服が血で殆ど真っ赤に染まってる。元の色がなんだっけ?ってくらいに赤黒く染まってる。どんだけ暴れてたんだよ。

服どころか顔にまで付いてるし。本当に全身に血を浴びまくってる感じ。パッと見ゾンビだわ。バイオハザードかよ。


刀から血が滴ってるし……多分、手からも来てるんだと思う。手が赤い手袋でもしてんのかっていうくらいに血で染まってる。


ただでさえドン引きの見た目してんのに、タバコまで咥えてるんだから。よくあんな血だらけの手でタバコ持って咥えようと思ったな。



「マジで最悪。一気に10匹くらい出てきた。でも、召喚してたっぽい奴も殺したから多分もう出てこないんじゃないのかな?」


「えっ?人居たの?」


「あぁ~、首だけでも持ってくれば良かったか」


「言ってることが怖すぎますよ」


「殺しちゃってるし、全身持ってくるのダルいし。とは言っても、首飛ばして殺したから首どこに言ったか覚えてない」


「「「………………………………………えぇ」」」

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