表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5143/30753

▩ historia♯ 佰肆拾捌局 ▩ 〈天国の扉〉

(そんな状態になってんのか……)



装甲車の運転席から、スカートの後ろポケット(天流の制服にはスカートにも後ろポケット付いてる)に青く光る小刀の柄のとこ差して、黒マスク付けて怒鳴ってくる……デカくてゴツめの制服着たJK見たら引くよ。


その場の全員ドン引きの中でほぼソロで、ベテラン勢のまでこなしたんだから。


追加報酬付いたらしい。


希世乃さんもピリピリすると怒鳴るからね。パパだけが唯一滅多に怒らない。全くではないけど、基本的に諭すように喋るから。


諭すように静かにブチギレるからなおのこと怖いんだけどね。ガチギレしたらマジで沸点越えすぎたんだなって思う。


マフラーと黒マスク付けながら冬服着てキレてる綾姉さんもぶっちゃけ見てみたいけど。戦場で怒鳴り散らしてるのに、普通にアイドルデビューしてメインパフォーマーとかしてるのはギャップどころか、何もかもが変。



(行きたくないな……)



「結憂、大丈夫そう?」


「無理っぽいな……」


「綾姉さんと希世乃さんが?」


「うん」


「私もぶっちゃけマジで行きたくない」


「死ぬよりも松岡姉妹方が100倍怖いわ」


「それな」


「姉妹じゃなくて終いだよ」


「マジで終わってるって………」


「なんであんなんでアイドルやってんだよ。2人とも」


「希世乃さんも大三元で楓の後にデビューしてるしね。デビューしてもずっとあのまんまでしょ?」


「なんなんだよ、あの姉妹は」


「間も間だしね」


「パパはクズ女みたいな男、姉妹の方はクズ男みたいな女なんだよ」


「本当に嫌なんだな………」


「パパは良いとしても、姉妹が感情コントロールできてねぇから。本当に……あぁ……」


「綾姉さんの弟子の私達にしか分からないよね」


「あの人に怒られるとマジで殺されるんじゃないのかなって思うもん」


「普通に泣く」


「うん。私も泣く」


「「………………………………………」」



変な空気になっちゃったな。


あの姉妹がちゃんとしてくれれば別にこんなにも思い悩むこともないんだよ。私も結構感情的になって怒鳴っちゃったりするけどさ。


綾姉さんは別格に怖いんだよ。

あんなに貫禄のあるアラサーの女とかそうそう居るもんじゃないでしょ……本気で怖いんだからね?



「じゃあ……行く?」


「……………………………………マジでか」


「結憂が面倒臭い以外で嫌がってるの、珍しい」


「ちゃんとしないと殺される……」


「ちゃんとしてても殺されそうなくらいなオーラ放ってるけどね」


「貫禄有りすぎるんだよ」


「結憂もなかなかだけど、綾姉さんのはマジで違う」


「私が死ぬ時は綾姉さんに殺されてる気がする………」


「縁起でもないこと言うんじゃない……って言いたいけど、わかりみでしかない」


「やる気云々以前に恐怖しか勝たん」


「………………………………ストレスで胃袋蜂の巣になりそう」


「ほんと、穴空きすぎて胃液ボタボタよ」


「でも、やるしかないよな………」


「はぁ……行きますか……」



敵よりもマジで綾姉さんと希世乃さんが怖すぎる。


行きたくねぇしか勝たんねん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ