表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/42

8.休日、俺の家にて

本当にすみません、17:30投稿予約完全に忘れてました。12:00にもう1話投稿するので許してください

土曜日、累の家。ノートと教科書が開かれたテーブルの対面上の席に俺と飛跳が座っている。


「春日の解答欄、空いてますよ」

「ただのバカじゃねえか」

「ねえ〜累、今やったってさ、次期町長だと思うんだよね。」

「時期尚早って言いたいのか?」

「そうそれ〜。」

「勝手に人を立候補させるなよ、口よりも動かすもんがあるだろうが。」

「世論?」

「たしかに今の日本に必要かもしれないけど違う、手だよ!手!」

「う〜……」

「パントマイムすんな!!てめえ手を動かしてればいいわけじゃねえからな!!」

「うわあああ!」


 どうしてこうなったのか。これは3日ほど前に遡る。


「ほわんほわんほわんほわん⤴︎」

「え、急に何〜?怖いんだけど〜。」



3日前、朝の会


「お前ら2週間後中間試験だからな。」

「先生!!」

「なんだ、当クラス1の不安分子、風花くん。」

「テストいらないです!!」

「留年」

「やっぱ人生テストですよね〜!!朝ご飯たべてテストして昼食べたらテスト、夕飯食べたらテストですよ!」

「風花くん……歯磨け。」

「してますよ〜!!!!」


 馬鹿である。



「ほわんほわんほわんほわん⤵︎ ︎」

「ほんとに何〜?」


 そう、俺は飛跳のテスト勉強を手伝う事になった。


「俺が思いにふけってる間に勉強進んだか?」

「ままま任せんしゃい!!!!」


 テーブルの上に折り鶴がひとつ増えていた。


「お前点数低いと部活出られなくなるんだろ?」


 運動神経は良い飛跳はテニス部次期エースとして顧問から期待されている。コツを聞いたところ、相手が球を打つ瞬間、自分の次の動きは全て決まるからそれに従うと言っていた(意訳)。


「累のとこはそういうのなくていいな〜!!」

「そもそも俺の所属第二文学部だぞ。みんな勉強するに決まってんだろ。」

「え?どういうこと〜?」

「考えてみろよ、運動部のバカと文学部のバカって圧倒的に違うからな?」

「違う?」

「運動部のバカは、バカだけど運動できるやつになる」

「うん。」

「文化部のバカはただのバカだ。」

「じゃあ累はただのバカってこと?」

「てめえふざけんなやマジで!!!!そうなるから勉強してんの!!!!文化部は運動部にテストの点負けたら切腹するからな!!!!」

「じゃあ私が勝ったら累切腹ね〜!」

「そこは心配してないから。」

「うわ!ひっど〜!!私の方が点高くなるかもしれないじゃん!」

「いや、ないだろ。」

「なんでそう言えるの!まだまだ分からないよ!!」

「いや、わかるだろ。」

「なんで!!!!」

「今勉強してねえからだよ!!!!!」

「ほんとだ!!!!私今勉強してない!!」

「バカ天井知らずだな!!」


 本当にどうなってんの?この子。赤点を防げるラインまで持って行けるかなあ……。


「課題は進捗どうなってる?」

「進捗どうなってる?」

「オウム返しするな。どうなんだよ。」

「数学がさっぱり分かりません。」

「お前数学からやってる?」

「私苦手な物から食べるタイプだから。」

「今は関係ねえなそれ。前から言ってんだろ、とりあえずできることからやれって。」

「でもそしたら数学終わんない。」

「今はできることを増やしてモチベーションあげるところなんだよ。ある程度俺も自分の勉強したいからそれ終わったら一緒に数学やるぞ。それまでは誰でもできる暗記科目やっとけ。あー、いや、英単語50個くらい覚えといて。」

「……ん。」


 飛跳は渋々頷き、俺も自分の勉強の続きをする。シャーペンの音が飛跳が英単語を読む声に紛れて溶ける。


「もうちょい静かにできない?」

「……善処する〜。」


1時間半後


「英単語50個いけた!」

「ナイス。明日には半分くらい忘れてると思う。」

「なんてこと言うの!私!忘れないから!あなたたちのこと!絶対に忘れない!!」

「フラグ立てんな。そういうもんなんだよ、忘れて、覚えてを繰り返すのが暗記科目だから。」

「こんなに頑張ったのに……」

「まあいいや、俺もある程度終わったし数学一緒にやるか。そっちの席行くぞ。」


 向かい側の席にいる飛跳の隣に座り直す。


「いやん、スケベ〜。」

「女子相手なら誰にでも興奮するとでも思うなよ?」

「え、私は?」

「傷つきたいなら続きを言ってやるよ。」

「勉強教えてください。」

「分かってるって。」


1時間ほどかけて数学を教えた。1ページ進んだ。


「これマジやってらんなくね?」

「そういうなって〜。」

「どの口が言ってんの?というかマジで揺衣呼んだ方が良くないか?」

「私も累よりも揺衣の方がいい。」

「お前それ口に出すのマジ?まあ今日先約さえなければ呼んでたんだけどな〜。」


 揺衣は今日は俺たちとは別で友達の女子たちと勉強会をしているのだ。


「ふっ……まあレベルが違うからね。」

「それあんま見上げてる時に言わねえだろ。」


 ふと時計を見ると17:30になっている。


「そろそろ解散するか?」

「え」

「もう夕方だぜ?」

「え」

「お前も疲れたろうし、ちょうどいいだろ。」

「やだやだやだやだ!!!!」

「なんでだよ!!」

「勉強終わる流れなら遊ぼうよ!!!!」

「はあ!?!?もうそろそろテストなんですがー!!」

「でも今日の勉強はこれでいいじゃん!!」

「いいわけねえだろ!!時間だから解散するだけでまだ勉強するわ!!」

「やだー!!ここまで来て何もしないで帰りたくない!」

「勉強しましたー!!!!」

「勉強だけじゃいやだー!!!」

「今2年生一学期なんですよー!!」

「受験は3年じゃーん!!!!」

「いいか?2年生の3学期は3年生0学期とも言われているんだぞ、つまり今は3年生-2(マイナス2)学期だ。」

「それ聞いてあっ勉強しないと!!!ってなんないよ!!!!」

「……はあ。じゃあ分かった。家帰ったあと英単語復習するって約束するなら少し遊んでやる。」

「やった!!!!マ〇カしよ!〇リカ!!」



2時間後

「飛跳お前それはズルだろ!イカサマだ!!イカサマ!!!!もう一試合やるぞ!!!!」

「ふぅん?負けず嫌いさんめ〜!!何度でもずたボコにしてやるよ〜!!!!」


 飛跳は結局俺の家で夕飯を食べることになった。

面白かったら評価ポイントや感想やらをいただけるととってもとっても励みになります!!よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ