再び大陸へ
招集命令を受け優希ら特戦群の隊員らは大陸へと赴く。
招集命令から二日後、優希の姿は大陸のラファーティア王国駐留自衛隊駐屯地の中にあった。
「コンコン」
俺は司令官室のドアをノックすると、中から
「入れっ」
聞こえドアを開け
「失礼します」
ドアを開け、中に入る。
「特殊作戦群別班所属、一ノ瀬優希少佐命令により出頭致しました。」
敬礼をする。すると
「久しぶりだな、変わりないようでホッとした、一ノ瀬少佐」
司令官の高崎中佐に言われ
「高崎中佐もお変わりないようで何よりであります。任務の内容を伺いに参りました」
そう言うと
「まぁ、座ろうか少佐」
言われ
「失礼します」
椅子にかけ
「少佐、今回貴官らS特に与えられる任務は「敵地への潜入」「潜伏偵察」「情報収集」そして「救出」だ」
高崎中佐は言い
「救出ターゲットはなんですか?」
尋ねると
「ラファーティア王国の国民だ、塚崎全権大使の話によれば、我々がこの大陸に上陸した時に巻き込まれた戦闘のようなものがこの国では頻発している。集落など王都から離れた所までは王国軍の手が回りきらないらしい。そこを突いて連中は集落の襲撃と住民の拉致を行っているとの事だ。」
詳しい話を聞き
「・・・・・・・・・・・・・・」
俺は黙る。この時代でも「拉致」は存在するようだ。
「交戦規定は?」
尋ねると
「この作戦記録自体が残ることのない非正規作戦だ。任務遂行の上で脅威となる存在は即排除だ。」
高崎中佐は言い
「了解しました。その他には?」
聞くと
「そうだな、今の所は特にはない」
高崎中佐は言い
「それと装備と弾薬に関しては、遠慮なく必要な分をもってけ。」
言われ
「分かりました、配慮ありがとうございます。」
俺は立ち上がり
「では準備に入りますので、高崎司令そろそろ」
制帽を携え司令官室を出ようとした時
「無事戻ってこい、少佐」
背後から言われ
「最善を尽くします。司令官」
俺は一言言って司令官室を後にした。その後
「一ノ瀬先輩、任務は?」
副官の翼が聞いて来る、それに対し
「敵地への潜入・情報収集・救出行動の三つだ大まかに言えば」
説明し
「記念すべきファーストミッションからとてもハードな任務になりそうですね」
翼は横で言い
「ああ、そうだな。全くと言っていいほど情報はないし、全部が手探りの状態で始まる。おまけに俺達は少数だ敵に見つかれば幾ら近代兵器で武装していてもお手上げだ。」
翼に言い
「確かにそうですね、此処は我々の常識が通用する所ではないですからね、慎重に慎重に事を運ぶ必要性が出てくる可能性がありますね」
翼と二人話しつつ
「準備にかかろう。万全な状態で任務に付けるように」
それに対し
「了解です」
そこには俺が頼りにしている副官としての顔があった。
次回~作戦開始~を予定しています。




