動き出す政治
優希らS特が始動した頃大陸では、正式にラファーティア王国と日本国の国交樹立に向けた話し合いと資源調査や、軍事協力等の含めた同盟締結に向けて話し合いが行われようとしていた。
仮拠点として立てた基地内部の応接室にラファーティア王国の官僚そして向かい合う問うように柄崎全権大使をはじめとした日本国の官僚が向かい合う。
「本日は貴重なお時間を取っていただいてありがとうございます。」
先に言ってきたのはラファーティア王国王女リリィ女王だった。
「いえ、こちらこそ」
塚崎大使は返し
「では、始めましょう」
塚崎はそう言い
「では、失礼して」
一人の男が席から立ち、
「私はラファーティア王国の対外関係を担当しているラバス・カインと申します。どうぞよしなに」
自己紹介をし
「この度は、国民の命を救って下さった事感謝致します。」
言い
「礼には及びません、我国の法律に基づいて対処させて頂いたまでです。」
塚崎全権大使は返し
「ありがとうございます、貴国との国交の樹立と同盟の構築に向けた話し合いですが我国からの貴国に対しての要望は以下のとおりです。」
1 軍事分野での協力{有事の際の戦闘に関しての協力を含める}
2 資源調査の際は、こちらからの人員の動向を認める。
3 軍の駐留を認め、各所での拠点の設営を許可するものである。
日本側に紙が配られ、塚崎全権大使は目を通し
「我国としては、1の軍事分野での協力とありますが、これはどれほどの物を貴国が求めるのか?それにもよります。我国も万能ではありませんのでそこはご容赦頂きたい。そして、2の資源調査の人員の動向ですがこれはご遠慮していただきたい。護衛には陸自の優秀な部隊がガードに当たり、地質などは本国から専門家を呼び寄せますので問題はありません。3に関しては貴国の配慮に全面的に感謝致します。」
塚崎全権大使は言い隣にいる閣僚に目合わせを行い、ラファーティア側に文書を配る。
「本国と検討した上で出した物です。」
ラファーティア側の閣僚達は文書を受け取り目を通す。
軍事分野
1 貴国の領地、駐屯地外での自衛官の武器の所持を認める。{自衛用}
2 軍事作戦の際に指揮系統は独立するものとする。
3 同盟を正式に締結の際には自衛隊の駐留する費用の一部負担
4 同盟が締結後は貴国に対する攻撃は我国に対する攻撃と見なし敵国へ出来うる限りの報復を行う。
資源調査
1 調査の為の領地内の通行を無条件に認める
2 調査における結果は両国が共有するものとする。
3 調査の際の人員の同行は認めない。
文化交流
1 日本国大使館の設置
2 両国間での民間交流等
3 技術提供による貴国への発展のサポート
目をとうしたラファーティア側は
「{む・・・・・これほどに事細かいとは・・・・}」
「{抜け目が無いところだな}」
「{軍事分野での条項はなかなか魅力だ・・・}」
「{だが、部隊の駐留費用の一部を我国に要求してきているぞ、この金額が不透明だ}」
「{資源調査で我国が蚊帳の外と言うのは納得ができんな}」
「{だが、結果は教えるときているし、共有できるのは有難い。}」
「{技術提供にはありがたい、国が発展すれば民の生活も楽になる。}」
紙を見て口々に言うなか、塚崎全権大使は
「いかがでしょうか?、不明な点があればお答えできる範囲でお答え致します。」
言うと
「うむ、聞きたいことがある。」
一人の甲冑姿の男が手を挙げ
「どうぞ」
指すと
「私は、ラファーティア王国軍の参謀を任されているグレゴール・クレインだここに書いてある「軍事作戦の場合指揮権は独立する」とあるがこれはどういう意味だ?」
その問に対し
「これは我国と貴国が共同で軍事作戦を行う際にどちらか一方の指揮に従うのではなく、互いに指揮系統が別々になっているのです。我々自衛隊はその部隊の指揮官に、そちらの指揮はそちらの指揮官にそういう形です。」
防衛関連の閣僚が答え
「なるほど・・・少し面倒な所もあるものだな」
答えるも
「わかった、理解した」
座り、
「ほかに何か?」
全権大使は言い
「私も聞きたい事があります。」
女性の閣僚が立ち
「私は、王国の財源担当のクリスティーン・ベルネルです。ここに「同盟を正式に締結の際には自衛隊の駐留する費用の一部負担」とありますが、これに関してはどの程度の負担となるのでしょうか?詳しい詳細は?」
この質問に
「ハイ、これに関してですがこれはまだ正式に決まった額はありません。あくまで同盟締結後にその両国の負担額の割合を再度話し合いの場を設けて決めます。」
答える。
「なるほど、分かりました。」
そう言って座る。
そして
「私もよろしでしょうか?」
先ほどの対外関係のラバス・カインが手を挙げ
「どうぞ」
そう言うと席を立ち
「この紙に記載されている1 調査の為の領地内の通行を無条件に認める2 調査における結果は両国が共有するものとする。3 調査の際の人員の同行は認めない。とあるが、領地の通行を認めるのは問題はおそらくは無いだろう。調査内容の共有もありがたい。だが、なぜ我国の人間が同行できないのか?お答え頂きたい。」
カイン氏は言い、これに対し
「分かりました、率直に申し上げますが調査の結果何らかの資源が発見されても貴国にはそれを応用する技術と術が無い。これでは無意味な上に宝の持ち腐れと考えています。」
それを言ってしまうと
「・・・・・・・・・・・なるほどな・・・・確かにそれでは我国には必要ない訳か」
そういうも
「但し、最後に記載しているように、技術提供による貴国の発展のサポートにはこの資源を活用した技術もあるのでご心配なく。」
補足の説明をすると
「ふむ・・・・細かな説明ありがとう、多方は理解した。」
そんな時だった。ドアが開き
「失礼しますッ」
一人の男が塚崎全権大使の元に駆け寄り
「{大使、ラーディア教総本山から代理の方々が大使に合わせろと門の前で小競り合いを起こしています。}」
それを聞き
「分かりました、そちらの方も対処致します。」
そう言い
「申し訳ありません、どうやら招かれざるゲストが来たようですので皆様はここでお休みになっていて下さい。戻り次第再開させていただきます。」
塚崎は内心
「{この忙しい時に、クソったれッ}」
悪態を心の中でついていた。
次回~招かれざるゲスト~ を予定しています。




