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愛してる

テイマーの鍛練は厳しいものの、元来の生き物好きである俺としては楽しいものであった。

我が娘よりコミュニケーションが取れるようになった事には乾いた笑いしかでてこないところではある。

何というか従魔は思いやりがあるのだ。ひょっとしたら俺があの時殺した魔物とも心を通わせる事ができたのだろうか

テイマーの先生に聞いてみたのだがアレは悪意から生まれたタイプの魔物で話の通じる敵ではないようだ。テイムも当然できないらしい。

魔獣に決して同情してはいけないとも念押しされた。

またウサギ君(動物)と魔物の違いについては『感覚』としか言えない様だ。

今ひとつ要領を得なかったが友好的なのが動物、攻撃的なのが魔物(魔獣)と考えてよいだろう。


動物のテイムに関してはできない、というよりは友達をテイムするわけないという感覚だった。

まあできない事は無いだろうが、この世界の住人からは不興を買う行為であり、恐らく現代人が黒人奴隷を見る感覚なのではないかと思う。

あくまでも友達として旅の手伝いをお願いする形になるんだろう。お願いを聞いてくれそうな連中ばかりだが。

テイマーとしての心構えを俺は学んだ。




テイマーの鍛練とともに体術の鍛えているせいか俺はかなり締まった身体になってきた。

顔にも精悍さが増し、今まさに全盛期のビジュアルといえるかもしれない。

俺もまだまだイケるじゃないか。モテ期キター、……なんちゃって。そんな事はしない(できない)。




「フフフ……耕ー作ー♪」

「ん、どした?ご機嫌だな」

「じゃじゃーん、私、新しいスキル手にいれました!」


な……なんだって――!!「す、すごいじゃん(ま、まさか読心――)」

「えへへ……耕作が何を考えてるか当てようか?」

――ッ!

いかん、心を無にするんだ、絶対に巨乳グラビアアイドルの事を考えてはならない!

――無――

(……………………………………………………乳)


いかん、頭を別な事で埋めるのだ。

(涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる涼香好きだ愛してる)


「……耕作?どうしたの?」

「……(涼香好きだ愛してる……」

「なんでそんなに見つめるの?やっぱり私を嫁にして良かったと思ってるでしょ……フフ」

「…………うん、愛してる」



俺は至上最大の取り越し苦労を経験し、嫁は新たに回復魔法をみにつけたのだった――


「私がケガさせてもすぐに治してあげるからね♪」


嫁は俺が感謝すると思っているらしい……

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