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無能からの脱却

※一時的にコメント欄を解放しております。

誤字脱字はある程度把握しておりますが、現在修正の仕方が分からない、というポンコツな作者ゆえ誤字脱字の指摘はご容赦を。

また豆腐メンタルである事を重ねて申しあげておきまして、予防線とさせていただきます。


まあマヨネーズはおいといて、いずれは貨幣経済へシフトし『善意』だけでは社会が成り立たなくなる時が来るであろう。

ただ、その引き金をひくような行動はする気にはなれないわな。

あとマヨネーズは純粋に技術を提供するだけならいいけど、『欲』を出すのはやめようね嫁ちゃん。




あれから1週間ばかりの鍛練により俺は覚束ないながらも身体強化を手にし、涼香もわずかながら瞬間移動に成功した。マヨネーズは既に大流行している。


よし、そろそろスライムを捕まえよう。無能は卒業、明日は外へ冒険だ。

「舞もこっちに来てなくて機嫌悪いから明日は連れてこよう。舞の世話は頼んだよ」



ムーニンを連れてスライム狩りに向かう。ムーニンはスライムを従魔にするのに否定的だった。情弱め。


さあ、スライムとご対面だ、俺の下僕となるがよい……あれ?思てたのと違う……全然可愛くないんですけど。


スライムっていったら某国民的ゲームの有名漫画家がデザインした水滴みたいなやつか、ポヨンポヨンした球体の奴でないの?

目の前のやつはアメーバみたいな姿で、消化途中の中身が見えててグロい……。



うん、ちょっとスライムはないわー。絶対転生なんかしたくないよね。バカそうだし。


という訳で、スライムを仲間にするのはやめて村に戻るのであった。




一方、村では舞がすっかり問題児となっていた。

「コラー!イチゴ泥棒ーイチゴを返せー!」

『パゥ(いちごおいしい、またくる)』

「コラ!舞ちゃん、ダメでしょ!」



本気を出した舞からイチゴを守るのは難しい。親でも隙を付かれるのだ。


一度舞が嫁からカップ焼きそばを奪うのを観察した事がある。

断固拒否の構えをみせる嫁に対し、舞は両手にフォークを持ち……

それは正にスーパースローモーションカメラに映った蛇の補食シーンの如く。 体を仰け反らせ、両の(フォーク)で一気に獲物(焼きそば)を奪い取ったのだ。

思わず見とれていた。美しくもまさに野生、という動き。両の(フォーク)は牙であった。

そしてある時は実に自然にノールックで通りすぎざまにお菓子をくすねる。



自閉症はよくその障害と引き換えに天才的な才能や能力を与えられる描写がみられる。

もし、舞にその能力があるとすればそれはイタズラか――『泥棒』。



その日、俺は無事に『無能』を卒業し、『いちご泥棒の父親』という不名誉な職業に認定されたのであった。





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