罪と罰
※閲覧注意※
作者にとって非常に不愉快な描写があります
俺の血を飲む祭の準備が続く。嫁にはある程度は伝えているがちょっとヒいている。気持ちはわかる。
それより、家族会議だ。何の策も練らずに再び異世界に来ないわけで、俺も嫁も異世界転移だの転生だのを今流行りの『小説家やらないか』で調べていた。
知識チート、スライムにおっさん、無限アイテムボックス、チーレム、俺ツエー、異能力バトル……etc.
俺は鍛えつつスライムを捕まえる事を当面の目標にする。職業を魔物使いにする為だ。『無能』を卒業したい。
「そういや、凉香のステータスはどうなってるんだ?」
「え?ステータス?……どうやってみるの?」
「あのな、Bボタンのイメージを……」
「耕作、できたみたい」
「そうか……ちなみに職業は何だ?(ドキドキ)」
「主婦、……何か普通だね」
……俺も会社員じゃだめだったのか……?
「あ、スキルがあるね<瞬間移動>って」
「なっ……、それっていわゆるテレポートってやつじゃねーか……」
『テレポート』とは嫁が手にしてはいけないスキルのトップ3にはいる恐ろしいスキルである。ちなみに1位は読心術である。
「こっちに来たとき独りで心細かったからかな、神様が私の会いたいって強い気持ちをスキルにしたのかも」
あのー、俺貰ってませんけど?神様はとんでもない事をしました。絶対に許さない。
「使い方はまだ良く分からないから訓練がいるかな。私は訓練しながら知識チートしたい。」
「知識チートね……あれって実際にやっちゃうとあんまり世界に良くない影響を与えそうなんだよな。慎重に話し合って決めようや」
そうこうしているうちに準備が出来たようだ。
俺たち家族は広場に通される。村人が老若男女……結構な人数いるが血、足りるよな?
「皆、今から真人である耕作から血を吸わせもらうでな。先ずは幼子からじゃ続いて年寄り衆、女衆、最後に男衆じゃ」
俺の目の前には小刀が置かれた。痛くしないっていってたのに……。
小刀で指先に傷をいれるとポタポタと血が零れ。子供達が順番に指を吸いだした。
……子供だから何とも思わないがこれってなんだかヤバい画面のような気がする。
女衆が指先を吸うのは何のプレイだ、と。やばいちょっと興奮してきたな。女衆まであと何人だ、ゴクリと唾を飲――(ボコー)
男は何時の時代も馬鹿である。唾は血の味となるのだ。でた鼻血はイヤらしい想像のせいではないだろう。
「おー、勿体無いではないか」ペロリ。
村長が俺の鼻の下に舌を這わせた。俺は白眼をむいて気絶し10秒程この世界から消えていたという――




