50.島内案内
「みんなあつまったかな?」
俺は奴隷としてこの島に来た人らに話しかけた。
「あぁ大丈夫だと思うぜ」
エギルバートが答えた。
「じゃあ案内するよ」
俺は島を案内していく。
戦力を大幅に増強したばかりで正直な話、地下航空機格納庫なんかは俺すらも見ていない。
島の端にはロケット発射台が増えているし、打ち上げ予定の衛星を一気に購入したもんだから打ち上げ待ちの衛星が滑走路に台に置かれた状態で置いてある。
そして港には潜水艦が所狭しと停泊していた。
「ひゃー!壮観っすねー!見たこともない形の船っすね」
ダゼルアッタが言う。
「軍事機密であまり言えないけれどこの船は水の中に潜るんだよ」
俺は言った。
「水の中に。それはよく仕組みが分からないっすけど凄いっすね!」
ダゼルアッタがそうまとめた。
話では大学を卒業したとのことだったが心配である。
俺とみんなは島内をぐるっと回り防衛総省へ来た。
「じゃあ今から国連の事務室を案内するよ」
防衛総省の中に入り部屋へ案内していく。
「ここが国連の事務室だよ。基本的に皆にはここで作業してもらうことになると思う」
俺が言うとみんなうなずいていた。
国連事務室の他にもトイレの場所や俺の部屋の場所。謁見室や会議室の場所など防衛総省の中も案内していく。
「ここが作戦情報室。みんなは立ち入り禁止だから入らないように」
奴隷の契約で他人に情報を漏らさないと契約していても何があるかわからない。
皆には入室するのは我慢してもらった。
そして食堂へ
そこには料理をするスヴェートの姿があった。
「今日も頑張ってるね」
「サトウ様、さすがにこの人数分作るのはしんどいですよ」
スヴェートが言う。
「まぁそのうちコックとかも考えておくよ」
俺が言うと一人が手を上げた。
「あのー私、料理できますけど、、、」
あの行商人一家の母、エデルだった。
「本当ですか!いやー、我あまり料理に時間かけたくなかったんですよ。これでコックの問題は解決しましたね!」
スヴェートがこちらを満面の笑みで見つめてくる。
もはや脅迫。「断るなんてしませんよね?」という裏の意図が完全にオーラで出ている。
「え?」
俺はわざと「何言ってんの?」みたいな顔をする。
「いや、で す か ら!コックの問題はこれで解決しましたね!いやーよかったよかった」
スヴェートめ。完全にエデルにコックを押し付ける気である。
「まぁしょうがないか」
俺は観念したように言った。
「ではエデル。厨房の説明をしますからこっちに来てください」
スヴェートがエデルを呼ぶ。
エデルはスヴェートの所へ行き厨房の使い方や今ある食材などを教えていた。
というか防衛総省が出来たのは今朝なので、もう人に教えれるレベルで厨房を使いこなしていたのには驚きである。
そして俺ら一行はエデルと別れ国連事務室へ戻ってきた。
そして本物の書類を見せながら仕事の説明をしていった。
ついに50話です!
ここまでこれたのもこの作品をブックマークに登録していただいたり評価して下さった皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
さて本編的にはここで物語の土台ができたかな?というような具合です。
書き始めたころはここまでの文量は考えていなかったのですが、、、
そんなオリミリをこれからもどうぞよろしくお願いいたします!
近衛瑞




