22.王立第三騎士団からの報告
「騎士団様!遠いところ駆けつけてくださってありがとうございます。」
俺ら王立第3騎士団はエルフの村に到着し村長から出迎えられていた。
王都からエルフの村まで馬で4日。
正直オーガを撃退したとの報告を受けていても村は多少損傷しているだろうと予想していたが、全くきれいなままの村を見て我々は驚かされた。
村長に聞くと
「いや、ソフィが呼んできてくれた援軍がものすごく強くて助かりました。お陰様で怪我人さえ出していませんよ。」
と言っていた。
なんでもオーガに囲まれているとわかった時点で村に引きこもったので助かったらしい。
「ちょっとでも刺激してオーガが突撃してきたら村は全滅ですからね」
とは村の戦士団長の言葉である。
これは賢い采配だろう。
そもそもオーガ300体の群れとはこれまで聞いたことがない。オーガ1体倒すのにBランクのギルドメンバーが4人要る。倒すのには単純計算で1200人の手練れが必要であるが、群れを組んでいると連携技等も気を付けなければならないため現実的にはもっと人が必要であると考えられた。
そんな大軍が村を襲ったら村は更地になっていただろう。
そんな大軍を怪我人さえ出さず1夜にして全滅させてしまうような援軍とはどのような者なのだろうか。
これが我ら王立第3騎士団がこの地にやって来た理由である。
村長や村人に色々と話を聞いてみるが暗かったためどうやって倒したかまではわからないらしいが援軍は黒いポヨポヨした集団だったらしい。
その集団は空から降ってくると瞬く間に森に散って行きほんの数時間でオーガを全滅させたのだそうだ。
正直な話、そんな集団があるのは王立騎士団としては危険しか感じないのだがその集団のリーダーは人間で穏和そうな人柄だったらしい。
そしてよく分からないからくりを使いこなすとのことだった。
もしそんな集団が王宮を襲撃したら。それは悪夢にしか思えなかった。
そんな集団と騎士団が戦えるかと言えば無理だろう。オーガ300体と戦って怪我人を出していない。それはつまり全力ではないということである。そんな集団と全ての王立騎士団が戦えば良くて辛勝、悪ければ敗北もありうると思われた。さすがに近衛騎士団には及ばないとは思うが敵に回さないに越したことはなかった。
俺は大急ぎで王宮に報告書を出したのだった。
どうも近衛瑞です。
今回は騎士団の活動報告という形で分量は少なくなっています。
次回から本編に戻ります。
次回の更新も三日後の予定です。
今後ともオリミリをよろしくお願いします。




