『はだかの王様』
ついに来た、アンデルセン童話のはだかの王様をアレンジしてバーニング!王様が異世界に転生しちゃうお話。
むかし、むかし、ある国に年がら年中全裸の毛深過ぎる王様がいました。
ある意味何か着ていると言われても信じてしまうぐらい毛深い王様でした。
もうモジャモジャやモサモサではなく、モリモリ毛が生えていると表現すべき程に毛深い王様でした。
『ケブカガニ』という蟹がいますが、それはこのお話とは関係ありません。
「私は裸ではない。毛を着ている」
王様は訳の分からない事を言い張り、面倒臭がって服を着ませんが、誰一人としてただの裸やん、と思っていましたし、王様に直にそう言っています
国民みんなが、不敬罪?何それおいしいの?状態です。
ある日、大臣が王様に直訴しました。
「王様、そろそろ服を着ましょう。夏の抜け毛が多過ぎて使用人達が困っていますよ?」
「その抜け毛で布団を作れ。王様100%だぞ」
王様のあまりの切り返しに大臣は何も言えなくなったというか、呆れ返って何も言えなくなりました。
ある日、大臣が王様に再度、直訴しました。
「王様、そろそろ服を着ましょう。王様を見た子供たちが真似し始めていますよ」
「うむ、将来有望である。わしの胸毛を一房ずつ、贈ってやろう」
王様が自らむしり取った胸毛を大臣に渡しました。
大臣は無表情のまま、その胸毛を持って裏庭まで行くとガスバーナーで燃やしました。
ある日、大臣が王様に再々度、直訴しました。
「王様、そろそろ服を着ましょう。王様を見た女性が連日、倒れているとの事です」
「そのうち慣れるだろう。ふむ、見舞いに行くとするか」
大臣は玉座から勢いよく立ち上がった王様を無言で張り倒しました。
大臣が何を言っても王様はあれこれ言い訳をして裸のままでした。
何とか王様に服を着させないと。
大臣は持っている知識を総動員して考えに考え抜きましたが、特に何も妙案は浮かんで来ませんでした。
そうこうしてる内に王様は紫外線の浴びすぎで死にました。
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数年後、異世界に転生した王様はあまりの毛深さに魔物と間違えられ討伐されかけましたが、その毛に阻まれて剣や槍を弾きました。
おしまい
自分で書いてて、うわぁ・・・これはないわと切実に思ったけど、胸を張ってアップしてやるぜ。
この作品は「王様100%」を書きたかっただけです。
ごめんなさい。




