『ウサギとカメ』
イソップ童話もリスペクト!ウサギとカメをアレンジしてスマッシュ!頑張り屋さんのカメさんが異世界に転生しちゃうお話。
むかし、むかし、あるところにカメが住んでいました。
ある日、カメが朝の散歩を楽しんでいると、チャラチャラした外見とキザったらしい仕草がウザいと評判のウサギが話し掛けて来ました。
「Hey!そこでのんびりWarkしてるのはカ〜メさんじゃないか!のんびりのんびりSo Slowly〜!そんなカ〜メさんは早く走れるのかな?そんなゆっくりじゃあS・K・H・Z、背中に苔が生えちゃうZe☆」
唐突かつ壮絶にウザったらしいウサギの挑発にカメは瞬間的に憤慨、強烈なボディブローがウサギの鳩尾を穿ちます。
身体が綺麗にくの字に折れ、吐瀉物をブチまけながら悶絶するウサギにカメは怒鳴ります。
「僕だって、いざとなれば早く走ることができるんだよ!プンプン!明日の朝、向こうの丘まで競争だ!」
「ぐ、ぐぶぅ・・・お、ok」
翌る日、ウサギとカメは丘のてっぺんまで競争する為、スタートラインに立っていました。
「この僕ちゃんにかけっこを挑むなんてね〜。カ〜メさんの泣き顔が目に浮かんじゃうNe☆HAHAH、ぶごぉ!?」
「僕だってやる時はやるんだぞ〜!」
ウサギの首筋にカメの逆水平チョップがスマッシュ、ウサギは直立したまま横に倒れ、びくびくと痙攣しています。
いよいよスタートの時、観客のイグアナやカピバラ、オカピにラマたちが固唾を呑んで見守ります。
否が応にも緊張感が高まってきました。
ーーー位置について・・・
ウサギは若干ふらつきながらも、余裕の笑みを浮かべながら、チラリとカメを見ます。
『四肢を甲羅へ格納・・・AW652機関稼働・・・第3回路から第7回路まで接続完了・・・』
生物としての感情の起伏が全くない中性的な声とガッチョンガッチョンと機械音を響かせるカメを見て、ウサギは笑顔のままフリーズ。
当のカメは手足と頭と尻尾を全て甲羅に引っ込め、代わりに手足の部分からごっつい車輪を、尻尾の部分からぶっとい排気口を出しました。
突然変形し始めたカメにウサギはドン引きです。
ーーーよーい・・・
『エレクエル燃料注入・・・形態を亜光速モードα2型へ・・・目標を確認・・・オールグリーン』
さらなる変貌を遂げたカメは地面からやや浮き上がり、ヴィンヴィンと未知の音を奏でながら、七色に発光しています。
ウサギは隣で繰り広げられる超科学的な現象に混乱と焦燥と後悔の念に襲われていましたが、それも後の祭りです。
ーーードンっ!
ヴァギャァァァアアアアアーーー!!!
ドンの掛け声と共に放たれた、耳をつんざく爆音と網膜が焼き付くほどの閃光、荒れ狂う爆風をもれなくもらったウサギはステキに瀕死です。
一方のカメは瞬く間に丘を越え、ぐんぐんと加速。
そのまま山を越え、谷を越え、海を越え、さらにさらに加速していきます。
徐々に高度までも上げていき、大気圏を突破。
宇宙空間でも問答無用で加速を続け、轟々と燃え盛る太陽へ突入し、一瞬で燃え尽きました。
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数年後、異世界に転生した亀は水神の都と呼ばれる海底都市の守護神の一人として君臨しました。
おしまい
近未来型カメって斬新ですね。某猫型ロボットや甲羅から火を噴きながら回転飛行する怪獣には負けないぜ!
この作品は「カメを変形させたい」から書いたお話です。
ごめんなさい。




