『桃太郎』
日本の代表的な童話、桃太郎をアレンジしてアタック!桃太郎が異世界に転生しちゃうお話。
むかし、むかし、あるところに筋骨隆々のおじいさんと同じくらい立派な筋肉を持つおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山に熊狩りに、おばあさんは川の流れに逆らって上流に向かって一心不乱に泳いでいました、バタフライで。
おばあさんが一休みのついでに、手掴みで獲った大量のイワナを生で貪っていると、川上から大きな桃が流れてきました。
どんぶらこーどんぶらこー
「・・・妖の類か」
おばあさんは華麗な勘違いと共に、間違った方向に発信した己の警戒信号を信じきり、渾身の抜手を桃にお見舞いしました。
鈍い音と共に肩口まで桃に突き刺さる野太い右腕。
カノン砲のような一撃にひしゃげる桃。
どこからともなく聴こえてきたくぐもった悲鳴。
「ぬぅん!」
おばあさんは裂帛の気合いと共に突き刺さったままの拳に力を込めます。
すると内部で暴れ狂うおばあさんの圧倒的な氣に耐え切れず、桃は爆発四散しました。
「・・・ふむ」
おばあさんは満足気な様子で桃の匂いと、僅かばかりの死臭が漂う河原を後に、また上流を目指してバタフライ。
その夜、三頭の灰色熊を仕留めたおじいさんは、それらを携帯食に加工し、川の上流に住む仙人から丸薬や武具を強奪したおばあさんは、それらを荷物にまとめました。
翌る日、おじいさんとおばあさんは鬼ヶ島へ向かい旅立ち、三日後には鬼を全滅させました。
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数年後、異世界に転生したある幼児が、犬や猿や雉の獣人を仲間にして立派に成長すると、悪さをする鬼族を討伐しました。
おしまい
いきなりグロ!そして筋肉!!おじいさんとおばあさんは最強だった!!!
この作品は「じじばばが筋肉お化けの場合」を書きたかっただけです。
ごめんなさい。




