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最終戦争
「勇者は倒れた!」
「ついに影の魔王軍と影の竜王軍が激突する!」
少年ドワーフは拳を握りしめる。
「勝った者が、この世界を支配するんだ!!」
壁には巨大な二つの影。
剣がぶつかり、翼が羽ばたき、炎が渦を巻く。
「いっけぇぇぇ!!ーー!ーー!!!、」
少年ドワーフの実況は最高潮に達する!
その時
片方の影が、ふっと消えた。
「決着だ……世界の運命が決まった……。」
洞窟の入口から声がした。
「ごはんよー。」
「はーい、お母さん。」
少年ドワーフは立ち上がり、焚き火から鍋を下ろした。
壁から、影が消えた。
今日も少年ドワーフは
焚き火の前で世界の勝者を決めていた。




