↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニークスキル『箱庭ガチャ』でハーレム&スローライフ!〜集まったのはなぜか子供と老人とおっさんでした〜  作者: 砂糖


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
37/79

初めての授業

福田さんに声をかけてから1週間程がたち、正式に福田さんはユグドラシルの住民となった。


 泊まった翌日に街を案内して、もし働くとしたら授業をしてほしいと思っている子供たちの紹介をする。


 やはり最初は獣人という種族にびっくりはしていたが、耳やシッポがあるだけで普通の人族と変わりはない。

 むしろ元気いっぱいの小さい子供だとわかりすぐに笑顔を見せてくれ、その後も温泉やスーパー、大きな世界樹を見て箱庭の中でも不自由なく暮らせるとわかり移住を決めてくれた。


 それからこの1週間は退職の手続きや、引越しの準備などに費やして今日やっと正式に住民となったわけだ。


 初めてガチャからではなく現実世界からの住民で少し不安だが、他の住民とも仲良くしてくれると嬉しいな。


 ちなみに引越しは業者などは呼べないので、アスに一緒に行ってもらい影収納に全部入れてきてもらった。


 そしてこの1週間の間にガンナーとエルには学校と体育館を建ててもらっていた。

 学校といっても人数は少ないから学び舎みたいな感じで、黒板は通販で買ったホワイトボードで代用し、机と椅子も買った方が早かったので人数分買っておいた。


 これで子供たちに文字の読み書きやマナー、日本のルールなどを覚えてもらえるといいんだが…


 完成した学校と体育館を福田さんに見てもらった。


「1週間でこれを……凄いですね。体育館もちゃんとバスケットゴールがある……」


 そうなんだよね、ガンナーとエルに体育館を作るにあたってスマホで画像を見せたらちゃんとバスケットゴールまで再現して作りあげたのだが本当、どうやって作ったのかさっぱりわからない。


 みんなでルールを覚えて対戦するのも面白そうではある。


 ……魔法を使ってゴールしたりしないよな?


 だめだ、あいつらならしそうな気がするがそれはその時考えよう。


「それじゃあ明日から週に2、3回午前の2時間子供たちに読み書きやマナー、ルールを教えていきますね」


「ありがとう福田さん。無理しないで気楽にね」


 アルトは7歳だからいいとしてフィンとフィアが3歳だから最初は集中力が続きそうな2時間ぐらいにしておいた。それでも続かなかったらもう少し大きくなってから通うことになるだろう。





「で、初日の授業に何でいるんだ?」


 翌日、俺は初めての授業はどんな感じで行われるのか見に行くと自前で机と椅子まで用意して参加しているエルとアスがいた。


「文字は言語理解でわかりますが、日本のルールなどは知りませんからね。知らないことがあると知りたくなってしまうものなのです」


「我は外に出る機会もあるからな、知っておいた方がいいかと思ったんだが」


 すみません…どうやら最年少と最年長に教えることになりそうです…


「わかりました。ではこれから私のことは先生と呼び、何か質問があれば手を挙げてくださいね」


「「わかったー!」」


「はい!」


「ええ、わかりました」


「うむ」


 こうして最初は子供たち向けに文字の読み書きから始まり次にルールの授業になった。


「これは信号機というもので、青が進んでよし。赤が止まれ、青が点滅していたら安全に待って次に青になるまで待ちましょう」


 最初に手を挙げたのはアスだ。


「なぜ赤で渡ってはいけないのだ?」


「赤で歩いていると青で進んできた車に轢かれてしまうのですよ」


「む、では飛べばいいのではないか?」


「……人間はみんな飛べないのです」


「そうか……それは仕方ない。赤は待つことにしよう」


 なぜだろう、生徒たちは至って真面目に授業を受け、真面目に質問しているだけなのだが問題児クラスに見えてきてしまった。

 福田さん辞めたくなったりしないだろうか。


「車が来ていなくても渡ってはいけないのですか?」


 まだここに納得していないハイエルフがいた……


「だめです、そういう決まりです」


「夜中でも?」


「…夜中でもです」


「結界魔法で車が万が一でも侵入出来ないようにすればいいのではありませんか?」


「……もう横断歩道を渡る必要あるのかな」


 本当にうちのポンコツハイエルフがすみません。

 世の中の先生たちの問題児を教える大変さが今、ようやくわかった気がする。


 その後も簡単なマナーの勉強などを教わり初日の授業は多分無事に終わった。

 そしてフィンが体育館で遊びたい!と言ったことでそのままみんなで体育館に向かったのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。