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ユニークスキル『箱庭ガチャ』でハーレム&スローライフ!〜集まったのはなぜか子供と老人とおっさんでした〜  作者: 砂糖


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提案

「春樹ちょっといいか?」


 公園でラシオンを遊ばせて……いや、遊ばれている俺にアスが話しかけてきた。


「屋敷に行って話そう。ラディもいた方がいいからな」


 影の護衛ラディがいた方がいい話とは何か危ないことでもあるのだろうか。


『むぅ、いまだめ!あしゅあっちいって!』


「ほう、悪魔の我に歯向かうとは中々見どころがあるではないか」


『いまぱぱとあそんでゆの!』


「あとで我がたくさん遊んでやろう」


『あしゅすぐぽいってする!』


 最近、聖竜の子供とはいえ飛べるラシオンと悪魔で飛べるアスが公園でよく遊んでいるのだがどうやらラシオンがアスに勝負を挑んで最終的には遠くまで投げ飛ばされるらしい。


 仲がいいのか悪いのかさっぱりわからない。


「まあまた遊んであげるからラシオンも戻るよ」


『むぅ』


 そして執務室に俺とアス、ラディで集まった。ラシオンはハンスの所におやつを貰いに行った。


「それで話って?」


「うむ、最近我らユグドラシル商会の商品をよく買ってくれている所謂お得意様からメッセージが何件か来ている。礼儀がなってない奴らは無視しているのだが1件だけすごい丁寧な長文で送ってきたのがいてな、Sランクパーティー鳳凰というのだが知っているか?」


 最近、完成した魔導スマホがようやく子供以外の全員に行き渡り、そのおかげでみんな各々ネットオークションで販売するようになって俺の仕事が減ってちょっとありがたい。

 そしてこうやって届いたメッセージをアスが管理してくれている。


 ところで鳳凰といえば俺が現実世界で生活していた時も度々テレビに出ていて、若くて人数が少ないながらも高ランクダンジョンを何個も踏破している有名なパーティーだ。さすがに毎日ブラック企業で働いてテレビを観る機会が少なかった俺でも知っている。


「ああ、有名で俺でも知っているよ。その鳳凰がなんだって?」


「どうやら我らと直接交渉して定期的にポーションや魔導具を買いたいらしい。多分いい商品を優遇してほしいか、我らを囲みたいかそんなところであろう」


「このまま今まで通りネットオークションで買っていただくのではだめなのですか?」


 正直俺もそのままでいいのではないかと思うんだが、アスには何か考えがあるのだろうか。


「確かにこのままネットオークションで売った方が利益は出るんだが、我はこの外との繋がりをこのパーティーとしてもいいんじゃないかと思っている。例えばこちら側のポーションを定価か少し値下げして売る代わりに、我らの欲しい素材を採ってきてもらうとか、買い取らせてもらったりな」


「なるほど……それなら確かにこちらにもいい話です。それでまた作れるアイテムが増えれば売り上げもあがるということですね」


 全然知りもしないパーティーなら断っていただろうが鳳凰なら会ってみても大丈夫かもな。ここまで有名になったら下手に横暴な態度とかはしてこないだろう、このご時世すぐに炎上して活動なんかできなくなるからな。


「それで、このメンバーで外に出て鳳凰と会ってみるということか?」


「ああ、元魔王軍幹部の我と元暗殺部隊隊長のラディがいればいくら春樹がポンコツでも大丈夫だろうと思ってな」


「そうですね、いくら無力とはいえさすがに大丈夫かと」


 え、君たち2人とももしかして俺の事嫌いなの?

 一応俺ここの領主で、ラディにとったら雇用主だよ?

 でも実際このユグドラシルで誰よりも弱い自信がある。いや、さすがに吉田さんには勝てるか。


「とはいえ私は影から護衛しますので、何事もなければ主様とアスタリオン様での交渉をお願いします」


「うむ、それじゃあ予定は1週間後の昼で聞いておくぞ」


 話し合いが終わりそれぞれ解散して俺はハンスの所にラシオンを迎えに行ったのだが、遊び足りないと拗ねられ結局本日2度目の公園に行くことになったのだった。



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