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ユニークスキル『箱庭ガチャ』でハーレム&スローライフ!〜集まったのはなぜか子供と老人とおっさんでした〜  作者: 砂糖


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食料ガチャ

俺たちの話し合いはまだ続いていた。


「後は他のメンバーですが先程も言った通りエリーさんは服に付与を施したものや、女性向けのオシャレな装飾品などの販売予定をしています、ガンナーさんは企業など向けの錆びない高価な調理器具、高ランクなら買えるぐらいの性能の武器や防具の販売、間違っても伝説級の武器や防具は今のところ販売予定はございません」


「いいね、それなら十分高値で売れそうだ。そして俺が税金として3割もらってもみんなの手元にもちゃんとお金が残りそうで安心したよ」


「はい、みなさんこのユグドラシルが発展するならとたくさん売って稼ぐと息巻いていました。世界樹の果実は特に私が作るわけでもないので、私は管理と採取の手間賃を少しだけ頂き、後は時々世界樹の枝から弓を作り販売する予定です」


 ドワーフの武器といいハイエルフの弓といい、種族名は明かせないからあれだけど手に入れた人はびっくりするだろうな……普通のとは違いすぎて。


「それで販売ルートだがネットオークションは高額商品をフリマサイトでは定額商品を販売し、アカウント名はユグドラシルにしようと思う。魔導スマホをここの住民たちも使い始めたら各々自分たちで出品するが、アカウントはあくまで全員同じユグドラシルから。これはもうブランド名みたいなものだ、ここのアカウントは高いがいい商品を、他にはない手に入りにくい商品があると思ってもらえて人気が出るはずだ」


「世界にユグドラシルの名が轟くね」


「ええ、定額の商品は例えば小さい魔石の詰め合わせとか、ガチャで出た要らないものだとか、付与のついていない服などがメインです。そちらは普段書類仕事で手の空いている方に発送準備を手伝って頂き売れた利益のいくらかをお渡しするという流れになっています」


 住民同士で話し合って決め、ここまで考えられているなら俺はもう何も言うことがないな……みんなが働いているのに俺は特に何もしなくて申し訳ないが余っているポイントでガチャを回し、売れたお金を両替する係でもいいか?


 そうして話し合いを終えた俺たちはそれぞれ解散した。


 そういえば俺はまだ食料ガチャを引いたことがないのを思い出した。前までポイントが少ないからわざわざ買ってこれる食料に使うのはもったいないと思って引いてこなかったが、今なら回せるしたまに売るのもありかもしれないな。


 とりあえず11連だけ回してみよう。


 ──ガラガラガラガラポンっ


(N)パン10個

(N)チョコレート10kg

(R)米100kg

(N)昆布10kg

(N)パン10個

(N)玉ねぎ10kg

(SR)蟹食べ比べセット10kg

(R)業務用マヨネーズ100kg

(N)キャベツ10kg

(N)オーク肉10kg

(N)水2L 10本


 とりあえずパンはこのガチャでも出るということがわかった。それよりも米100kgはまだわかる、だけどマヨネーズ100kgは絶対いらない。食べ切る前に腐る!

 お裾分けです〜って領主からマヨネーズ配られてもみんな困るだろう……アイテムリングに入れておいてもらうしかないかな。


 でも食料ガチャが1番当たり説があった?もちろんスーパーで好きな物を買うのが1番いいんだけど、実質無料でこれは引き得じゃない?


 まあそれも全て安藤さんに調理してもらうんだが。昔はちょっとヤンチャだったらしいが今はめちゃくちゃ真面目で、安藤さんが作る料理に俺は胃袋を掴まれた。


「安藤さーん!」


「春樹くんどうした?」


 俺は食料ガチャで出た食材を並べて見せた。


「これはどれも助かるな、これだけあれば食費の予算見直してもいいかもしれない。だけど当分マヨネーズ料理が増えると思っておいてくれ」


「やっぱりそうですよね…とりあえず住民たちにも後で配ってきます。それよりこの蟹食べ比べセットって」


「これだけあれば割となんでも作れそうだな、蟹しゃぶやカニクリームコロッケ、パスタなんかにも出来る」


 蟹って頻繁に食べるものじゃなくてたまに食べるからめちゃくちゃ美味しく感じるんだよね。

 ここ数年は働くのに必死で蟹どころではなかったからな……


「水や米は厨房の保管庫に、野菜やチョコレート、肉は業務用冷蔵庫に入れておくので美味しく調理しちゃってください!」


「おう、任せておけ」


 胃袋を掴まれた俺は、それはもう安藤さんにメロメロよ。たくさんの愛という名の食材を貢ごうではないか。


 そして俺は住民にマヨネーズを配りに行った。

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