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異世界転生したら実妹ルートに突入しました~ただし、ハーレムは強制のようです~  作者: 朝霧雪乃


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第37話・妹へのプレゼントを選ぼう



(そう言えば、ミウの誕生日が近かったな……)


 ふと思い出してカレンダーを見る。

 来週の金曜日に花丸がつけてあった。

 余白には「ミウの誕生日」と書いてある。

 書類手続きの際にミウの誕生日を知った。

 だから、忘れないようにカレンダーに書いておいたが、正直それをしていなかったら忘れていたかもしれない。

 本来ならば両親とお祝いするはずだったはず。

 両親が亡くなった今、頼れるのは相手というのは俺しかいない。

 役所の方で親族を探したみたいだが、残念ながら全員亡くなっていたみたいだし。

 おかげで、遺産や親権などでもめることがなくてありがたかったけど。

 今は月1回に落ち着いたものの、未成年後見人を務める弁護士さんが定期的に俺たちの様子を見に来るのは変わりない。

 「月々の支出の確認」として、弁護士さんが訪ねてくる日には遺産が入っている口座のチェックもしている。

 今のところ横領などの問題も特に起きていない。


(ここはお兄ちゃんとして一肌脱ぐべきか……)


 前世からの引継ぎととなった俺の口座と貯蓄もある。

 まずはミウの予定を聞かないといけないが、普段行かないようなちょっと高めレストランに予約を入れて、プレゼントも用意した方がいいかな?

 両親はいないが、俺と初めて過ごす誕生日でもある。

 これを記念すべきと言っていいのかわからないが、女性は記念日を大切にする人が多いと聞く。

 前世の母親もそういうところを気にするタイプだったので、それを忘れる父親とはよく喧嘩になってたし、いつ離婚してもおかしくない状態だった。

 だから、ちょっとしたサプライズのようにしてみるか。

 となると、問題はプレゼントだろう。

 こういう時に親しい女性でもいればプレゼントの相談ができるのだが。

 友達いないから仕方ないよね。


(ミウはかわいい系だからハートのネックレスでもあげようかな?)


 頭に浮かんだのがそれだった。

 安直だけど。

 ミウのことを考えれば、数万円程度の出費なら許せる。

 食事代は1人1万円ぐらいとして、あとはプレゼント代とすれば、特に問題はないだろう。

 それからパソコンへと視線を戻し、ネットで色々と調べてみる。


(ふむ……)


 お花や化粧品、高級ヘアブラシという手もあるらしい。

 俺と過ごす初めての誕生日ということを考慮すれば、消耗品よりも形に残るようなものの方がいいのかもしれない。

 2回目以降だったら、お花や化粧品などの消耗品にするけど、やっぱり最初は大切だよね?


(そう考えると、ネックレスか高級ヘアブラシのどっちかかな?)


 女性がもらって嬉しい品物のリストにそれらが載っていた。

 ミウは髪が長いので毎日のように手入れしないといけない。

 偶にではあるが、俺も手伝うことはあるし。

 それに髪のことを褒めたらとても嬉しそうにしていたので、ネックレスよりもヘアブラシの方が嬉しいのかもしれない。

 何よりも実用性もある。


(あっ、これいいかも……)


 ネックレスを見ていたら、オープンハートのネックレスが気に入った。

 これならミウも喜んでくれるかもしれない。

 ゴールドとシルバーも確認するも、服に合わせるのならシルバーが無難かな?

 安っぽく見えるかもしれないけど、普段使いできそうなやつ。

 ミウの体格のことも考えると、大きいものよりは小さいものの方が似合うかな?

 でも、実物を見ないと判断できない。

 これは、実店舗で店員さんと相談して決めた方がいいだろう。 

 ついでにヘアブラシも見る。

 価格としてはヘアブラシの方が手ごろだ。

 有名なブランド品やプロの美容師が使うような高級ヘアブラシなら、プレゼントとしては最適のはずだ。

 ミウの髪質から考えれば、豚毛や猪毛などの動物の毛を使ったものの方が良さそうな気もする。

 となると、2万円ぐらいになるかな?

 ただ、ミウはアクセサリー類をあまり持っていないように見えるから、アクセサリー類でもいいかもしれないんだよね。

 相手が中学生ということもあるが、そろそろファッションに興味が出始める頃でもあるだろう。

 そんな時に、大人になっても普段使い出来るようなアクセサリーがあれば、心強いはずだ。

 男の俺にとってはどうでもいい話ではあるが、なにせ相手は中学生の女の子。

 色々と気を遣う。

 ちょっと悩むぞこれ。


(とりあえず候補だけを見ればいいか……)


 一番いいのはミウに選んでもらうことであるが、今回はサプライズにしたいのでその手は使えない。

 だから自分がこれがいいんじゃないか?と思ったものを選ぶしかないのだ。

 それで失敗するというか、「せっかく高いプレゼントを贈ったのに相手が気に入らなくて無駄になった」なんて話はよく聞くけど。

 どれなら喜んでくれるだろうか?

 喜ぶミウの顔をイメージしながらプレゼントを選ぶ。




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