表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら実妹ルートに突入しました~ただし、ハーレムは強制のようです~  作者: 朝霧雪乃


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/36

第28話・お風呂はシャワー派


「お、お兄ちゃん。いるよね?」


 何回目だろうか?

 ミウが正面を向きながらも声をかけてきた。


「いるいる。痒いところはありませんか、お客様?」

「だ、大丈夫」


 わしゃわしゃっと彼女の頭を洗う。

 泡立てたシャンプーが目に入ると大変なので目はつぶってもらっているけど。

 やっぱり怖いそうだ。

 どうやら彼女にとってあのピエロの映画はかなり怖かったのだろう。

 頭を洗った後、一緒に湯船につかる。


「さすがに浴槽に2人はちょっと狭くない?」


 この家の浴槽はちょっと広めだった。

 おかげで小柄なミウとなら一緒に入ることができる。

 それでも体を密着させないといけないし、ミウがしれっと足を絡めてきたので俺も足を絡めるけど。

 彼女の足がすべすべで気持ちいい。


「でも、お兄ちゃん。外で待ってたら湯冷めしちゃうよ? それにミウもゆっくりできないし」

「それもそうだけど……まあいいか。でも、こうして俺と一緒にお風呂に入るって言うのは嫌じゃないのか? 普通は嫌がると思うんだけど……」


 妹とはいえ、相手は思春期の女の子だ。

 色々とデリケートな時期だろうし、普通に反抗期とかもありそうで怖い。

 もちろん、バスタオルは巻いてもらっているので、ふとした拍子に胸が見えるということもない。

 自然とそこに目が行くけど。


「だから今日だけだって。さすがに毎日は嫌だよ?」

「いやでも、これはこれでまずいでしょ?」


 バスタオルをちょっと厚めに腰に巻いている。

 でも、それでも硬くなったあれがミウの体に当たっていると言うのは本人もわかっているはずだ。


「お兄ちゃんのエッチ。不可抗力なら大丈夫だよ」

「そ、そう?」


 なんか許された。

 だからと言って押し付けることは駄目だと思うので自分からはなるべく動かないようにするけど。

 相手が実の妹でも関係ないというか、逆に実の妹だからこそ、背徳感があってちょっと興奮してしまう。


「それよりもお兄ちゃんがシャワー派なんてびっくりしたよ?」

「そうなん?」


 きっかけは、前世の家族旅行や農作業。

 年に2回ぐらいの家族旅行でホテルに泊まることがあったし、半年に1回は農作業で泥まみれや汗まみれになることがあった。

 そのたびに母親からシャワーだけでいいからお風呂に入るように言われて入っていた。

 それでお風呂の時間が節約できることに気づいて、アニメを見たり、ゲームをする時間を確保するためにもシャワー派となったのだ。

 このほかにも、祖父母とも同居していたので浴槽のお湯が汚くなりやすいということもあったし、1人暮らしになった後は、借りられたアパートの浴槽が足を伸ばせて入れるほどの広いものではなかったという事情もあるけど。


「なんか外国の人みたいだね……」

「そう?」


 生活スタイルだけではなく、考え方とかもそっちよりだと思う。

 それで普通の日本人と合わなくなって苦労した。


「ふふ。妹とお風呂に入りたいってお兄ちゃんも物好きだね?」

「いやいや。俺から入りたいって言ったわけじゃないんだけどー……」

「ミウとしてはシスコンなお兄ちゃんの将来が心配です」

「それを言うならお前もブラコンだろうに。怖い映画を見たからって、中学生でトイレやお風呂に行けないとなるとちょっと心配だぞ……」

「ミウはいー(いい)のー。ちゅーがくせー(中学生)はまだ子供なんだから。弁護士さんも言ってたでしょ?」


 まさかのダブルスタンダードだった。

 ホラー映画を見て本当に怖がっていたミウはどこに行ったかわからない状態だが、これはこれでいいだろう。


(まさか異世界で妹と一緒にお風呂に入ることになるなんて夢にも思わなかったけどな……)

「お兄ちゃん、急に黙らないでよ?」

「ああ、ごめんごめん」


 お詫びのしるしに首元にキスしておく。

 本当だったらキスマークをつけておきたいけどね。

 軽めにチュッとしといた。


「ちょっ、お兄ちゃん。それは駄目だよぉ。反則、反則ぅ――」



――



 お風呂から上がった後は、元は両親の部屋だったダブルベッドの部屋で一緒に寝ることになった。 


「今日はフルコース希望?」

「うん」


 抱きついているミウの髪をとかすように撫でると気持ちよさそうに目を細めた。


「じゃ、おやすみだね?」

「うん」


 リモコンで電気を消した後に、おやすみをキスを頭にしてそのまま就寝となった。

 最近、冗談抜きでミウに依存しているような気がするけど、こんなにかわいい妹がいるのだから仕方ないと思う。


(イザナミ様に感謝を――)


 こんな状態で悪いけど、イザナミ様に祈りを捧げておく。

 実の妹であるミウと結婚したい。

 そのためなら、いくらでも祈っておこう。

 問題はハーレムなんだけど。

 これをなかったことにはできないかなぁ……


『それは契約違反なので駄目ですよ? 債務不履行として強制的に重婚させます。現時点でも赤字なのですから、なるべく早くお願いしますね?』

『アッハイ――』


 イザナミ様の声が聞こえた気がした。

 どちらに転んでもハーレムは強制らしい。


(普通のエロゲとかなら妹を選んだからそれで終わりになるんだけどなぁ……)


 どうやら俺の将来は前途多難なようだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ