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異世界転生したら実妹ルートに突入しました~ただし、ハーレムは強制のようです~  作者: 朝霧雪乃


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第20話・妹と初デート後


「デートが終わった。お兄ちゃんとのデートがぁ……」


 ソファーでぐったりと休むミウがいた。

 若干溶けかかっている気もする。

 当初の予定では、食後に公園にでも寄ろうかなと思っていた。

 でも、実際に歩き回ってみたら想像よりもちょっと疲れし、ミウもちょっとお疲れの様子だった。

 そのため、余裕があるうちに切り上げて家に戻ったのだ。

 正直、物足りなさも感じるが、これはこれでいいだろう。

 なにせ初のデートだしな。

 お互いにくたくたになるまでやる必要はないだろう。


「大丈夫かミウ?」

「うん」


 マグカップにいれた紅茶をテーブルの上に置いた後にミウの隣に座ると、ミウが横になって膝に頭を載せて来た。

 いわゆる膝枕というやつ。

 ゆっくりと彼女の頭を撫でる。

 ああ、滑らかな髪が気持ちいい。


「なんかお兄ちゃんから大人の余裕を感じるぅ」

「そうか?」


 まあ、異世界転生者だからね。

 肉体的には彼女よりも2つ年上であるが、精神年齢だけで言えばずっと年上だし。

 それでもデートは初。

 しかも自分から誘ったものだ。

 前世でもやったことがなかったということもあり、バスに乗ってた時とかはちょっと緊張した。

 でも、よくよく考えてみたら普段と同じことをしていればいいということに気づいたのだ。

 おかげですぐに気にならなくなった。


「それで今日のデートは楽しめた?」

「うん。お兄ちゃんは?」

「俺も楽しかったよ? 大好きな妹とデートができて……」

「お、お兄ちゃん。もうっ。変なことばっかり言って……」


 ほんのりとミウの顔が赤くなってた。


「じゃあ、次はどこに行こうか?」

「えっ、次もあるの?」

「そりゃそうだろ? 水族館は行ったから動物園や遊園地に映画館かな? あとは今日は見送ったけど公園とかもあるよ? 海も山もあるし。アザラシとかペンギンとかがいるおっきな水族館というのもあるね」

「そ、そっか。そうだよね。だってデートだもんね。次もあるよね……」


 なぜかうんうんとうなずくミウ。

 これは次も俺からデートに誘わないと駄目かな?

 それからは特に何かすることもなく、夜ご飯の支度をする時間になるまでまったり彼女と過ごした。



――



「ごめんね、お兄ちゃん。お兄ちゃんも疲れているのに……」


 ドライヤーでミウの髪を乾かしていると、ミウがそんなことを言い出した。


「俺は大丈夫だから心配するな」


 夕食後、一緒にお風呂に入りたいと声をかけられるとは思わなかったけど、俺が思った以上に疲れてしまったらしい。

 やっぱりデートを切り上げて正解だった。

 ミウの頭を洗ったり歯を磨いたりと、なんかミウが倒れた時のようなことをやることになったけど。


「それでねお兄ちゃん。今日は一緒に寝れる?」

「ああいいぞ。疲れたんだろ?」

「う、うん……」


 心なしか元気もないように感じる。

 寝る時間にはちょっと早いが俺も寝よう。


「今日はどこの部屋で寝たい?」

「ここで寝る」

「わかった」


 そのままダブルベッドの部屋で寝ることになった。

 元々は両親が使っていた部屋。

 ここならマットレスとかを新しいもの交換するだけでミウと一緒に寝れそうだったから、それらを交換して、ミウが一緒に寝たいと言った時に使っているのだ。

 死んでもういないという事情もあるが、さすがに「両親の部屋」と言うのは抵抗があるというか、ちょっと嫌。

 だから、「ダブルベッドの部屋」と改名。

 それでも偶に俺の部屋で寝たり、ミウの部屋で寝るということ。


「お兄ちゃん電気……」

「わかった」


 リモコンを押して電気を消す。

 さすがに今日は抱きついてくることはなかったが、手はつなぎたかったらしく、手をつないだまま寝る。

 すると、すぐにミウがすやすやと寝息を立て始めた。

 さすがにこの状態のミウを使うことはできないし、実は俺もそれなりに疲れているのだ。

 足がパンパンというほとではないけど、体がちょっと重い。

 ミウの手前、なるべく態度に出さないようにしていたけど。 


「おやすみミウ」


 たぶん聞こえていないと思うが彼女に声をかけてから意識を手放した。



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