↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
将来の夢は魔王になることです!  作者: 月之木ゆう
第三章 ゴブリンとの戦い
50/75

レベルアップ

私とアイカの脳内に世界の声が響く。


《『朝比奈春夏』がレベルアップしました。》


(レベルがあがった!)


ここまで長かった。

ドラゴンズリングであればもう既にレベル5くらいにはなっていても良いと思えるほどの敵を倒していたが、なぜかレベルが上がらなかったのだ。敵を倒していると軽い快感のようなものを感じたため経験値を得ているような気はしていたが確証が持てないでいた。


(でもこれって……)


ドラゴンズリングではレベルが高くなるほどレベルアップまでに必要な経験値が増えるが、Lv1→Lv2でこれだけかかったということは今後の必要経験値の多さが心配になる。

しかし、ひとまず敵を倒していけば経験値が手に入り、レベルが上がるということが分かったのは大きい。


私は、内心で安堵しつつ、力を放出しきって脈動が止まった鬼喰(オニクイ)を鞘に収める。

一瞬遅れて、鮮血を撒き散らしながらゴブリンの首と胴体が別々に地面に落ちた。

その様子をちらりと見た春夏であったが、ふと違和感を感じた。


(あれ?)


春夏は元々は残酷な描写は苦手だったはずだ。多少の血液くらいなら問題ないが、極端に痛々しい傷や内蔵が出てしまっている描写には耐性がない。父が見ていたR-18G指定の映画をうっかり見てしまった時は気分が悪くなってしまった事があったくらいだ。

そんな彼女だが、先程のゴブリンの死体を見ても全く気分が悪くはならなかった。むしろ倒した瞬間は快感すら感じていた。これも魔王種になった影響なのだろうか。それともこの世界に来たからなのか。

などと考えているとアイカの声がした。


「残敵ゼロ、オールクリアです。ゴブリンの殲滅、完了しました。」


任務完了だ。


──コンバット・アシストモード──終了(Exit)


私はそう言ってアイカのコンバットアシストモードを解除した。


「コマンドを受理しました。コンバット・アシストモードを終了します。」

「おつかれ。」

「マスターもお疲れさまです!最後の一撃、とってもかっこよかったです!

 あとレベルアップおめでとうございます。ようやくレベルが上がりましたね!」

「えへへ、ありがと。」

「ステータスを解析しますか?」

「うん!おねが……痛っ!」

「マスター?」

「いったぁあああああああああああああい!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。