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「肉体テストを始めるぞ!」
試験官が俺に向かってそう言った、ってか副ギルマスじゃん。
「お前はシャトルランというものを知っているか?」
・・・は?なんで異世界でシャトルラン?ってか異世界だよな?ここ
「随分昔に考案された訓練法なのだがな・・・」
そう言いながら、副ギルマスはやり方の説明を始めた。
いや、知ってるよ。知ってるんだけど・・・
「副ギル・・・シドさん、シャトルランって誰が考案したんですか?」
「シバな、俺も詳しくは覚えてないんだが。日本から来たとか
言ってたらしいぞ?そんな名前の国、どこにもないのにな」
まさかの同郷、俺以外にもこの世界に来ている人達いるのか。
「ちなみに、その人って人間でした?」
「そりゃ人間だろ、確か色んな発明をして億万長者になったとか
この街にもその子孫が確かいるはずだ」
・・・羨ましい、人として生まれて更に億万長者とか勝組かよ。
今なら憎悪で人を呪い殺せそうだ、呪術的なものどっかにないかな。
「そんなのはどうでも良いんだ、テスト開始するぞ」
「はい!」
テンポの良い音が流れ始めた。
「そこまで!」
「あかん、マジでしぬ・・・」
そこには全身から大量の油を放出してるベーコンが倒れていた。
「なるほど、最低限の力はあるか。これでテストは終了だ
動けるようになったら、お前が輪ゴムで拘束されていた部屋に来い」
そう言い残して、副ギルマスは試験会場から出ていった。
俺も向かおうとしたが、体がピクリとも動かなかったので暫く大の字で休む事にした。




